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NIPPOの石橋学がジロ・デ・イタリア出場メンバー入り「チームに貢献できる走りをしていきたい」

Posted on: 2015.05.06
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NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザは、5月9日に開幕するジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)への正式出場メンバーを発表。所属日本人選手の中から石橋学が唯一メンバー入りを果たし、プロ1年目にして、グランツールデビューを果たすことになった。


チームタイムトライアルの練習走行を行う石橋学

今年のジロ・デ・イタリアは、フランス国境に近いサンレモでのチームタイムトライアルで開幕し、その後はNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザのチーム拠点があるラスペッツィアなどを通過しながら南下。2週目にアドレア海側を北上し、3週目はイタリア北部での厳しい山岳ステージが待ち構える。総走行距離は3,486kmとなっており、最終日はメインスポンサーのデローザが工房を構えるミラノにゴールする。

<ジロ・デ・イタリア公式サイト>
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2015/it/

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザのリーダーとなるのは、もちろん過去に総合優勝した経験をもつダミアーノ・クネゴ。チームは一丸となってクネゴの総合上位、ステージ優勝という目標を掲げ、UCIワールドチームに挑むことになる。

クネゴの走りを支えるのは、経験豊富な4人の中堅選手たち。スプリンターながらオールマイティに走り、今季好調なダニエーレ・コッリ。ツアー・オブ・ジャパンでの優勝やヨーロッパでの実績もあるピエールパオロ・デネグリ。平坦区間でアシストの要となるであろうアレッサンドロ・マラグーティ。そして登坂に強いアレッサンドロ・ビソルティ。彼らがチームの軸となり、プロコンチネンタル登録1年目の若いチームを率いる。

所属選手の半数以上を占めるネオプロ(プロ1年目)の選手たちも、未体験の3週間におよぶグランツールに挑戦する。まずは、クネゴとの相性が良く、登坂に強いジャコーモ・ベルラート。昨年UCIレースで5勝を挙げたスプリンターのエドワード・グロス。オールラウンダーでタイムトライアルにも強いリカルド・スタキオッティ。

そして同じくネオプロの弱冠22歳の石橋学もスタートする。昨年のU23タイムトライアル全日本チャンピオンでもある石橋は、昨シーズンの実績から、今季は序盤からクネゴと同じチーム内のグループに投入され、ヨーロッパの突飛レースを転戦してきた。

そして、信頼できるアシスト選手として、レースを重ねるごとに成長し、上りの実力や身体能力のバランスの良さが評価され、順当にメンバー入りを果たした。クネゴの総合成績に関わる大切な初日のチームタイムトライアルでも、戦力として期待されている。

●ジロ・デ・イタリア出場メンバー
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ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
アレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)
ダニエーレ・コッリ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
エドワード・グロス(ルーマニア)
石橋 学(日本)
アレッサンドロ・マラグーティ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
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監督:ステファノ・ジュリアーニ  /大門 宏 /マリオ・マンゾーニ

石橋学のコメント
「初めてのワールドツアーレースで、さらに3週間というとても長いレース。どのようなものか想像できない部分も多いが、1つのステージで無理するような走りではなく、次の日のスタートに確実に立つことを考えて走り、そのなかでチームに貢献できる走りをしていきたい」

大門宏監督のコメント
「クネゴを含めて6名まで選ぶのはそれほど迷いはなかったが、当初確実と思われていたメンバーが直前に体調を崩したり、負傷からの復調具合が懸念されていたメンバーが居たりと、9名全員が確定するまで色々と物議を醸した。順当にメンバー入りの予定だった石橋も4月下旬のジロ・デル・トレンティーノでは調子があまり良くなく、クラッシュし、そのときのケガも心配された。

何回もジロを走った選手にとっても、3週間好調を維持しながら走り続けることは難しいことであり、今回出場するほどんどのメンバーにとって3週間のステージレースは未体験の領域となる。今年の参加チームの中でも我々の布陣は“ジロの未経験者勢揃い”という観点では間違いなくナンバーワンだろう。

だから個々の力が云々ということより、クネゴを含む9名の歯車がガッチリと噛み合った時に、どのくらいのパワーが発揮できるか、ということが最も重要になる。選手同士の相性等も選考基準として重要な要因だった。たとえ10日間しか走れそうもない山岳が不得意な選手でも、最終日まで走り通せる地脚タイプの選手より、結果的にクネゴの成績に多大な貢献を果たせた、ということも十分あり得ることなので、自分を含めて3名の監督からは様々な意見が出たのは言うまでもない。

エースのクネゴは、前哨戦を見たかぎり、ジロを控えたコンディションとしては近年見られなかったほど、久し振りの絶好調と言っても良い仕上がりだと思う。正直、誰の目から見ても、アシスト陣に不安な点は多いが、そのことはクネゴ自身も、移籍を検討していた頃から良く心得てること。

スタッフを含む布陣も、クネゴの成績のために一致団結、最終日までいかなる犠牲も共有する覚悟で挑むのが大前提だが、発足初年度にも関わらず、ワイルドカードで我々のチームを選んだ主催者を落胆させないことも大切なミッションの一つとなる。少なくとも半数以上の選手がミラノにゴールできることを祈りたい。

石橋については、アジアではツール・ド・ランカウイ(10日間)やツアー・オブ・チンハイレイク(2週間)を走っているものの、3月まで大学生であったことや、新城幸也や別府史之が初めてグランツールを走ったときと比べて、明らかにヨーロッパでのレース経験が少ないことは十分認識している。

しかし、イタリア人を含む今年の若いメンバーの中では、将来性を期待されているメンバーの一人なので、世界ランキングを目指す日本人選手の将来を担う一人として注目していただきたい。

当たり前のことだが下位の順位を気にすることなく石橋には21日間、1日でも長くチームの一員として任務を全うするのが最大目標となる。個人的には石橋のキャリアを考えるなら彼の未体験ゾーンになる2週目までは、なんとか耐えて頑張ってもらいたいと期待している。

僕自身も走った経験もなく、偉そうなことは決して言えないが、グランツールでは、クラッシュによるケガだけでなく、風邪、消化不良等が原因でリタイヤする選手も多い。これまで以上に体調管理には十分気を付けて臨むことが大切だと、本人にも伝えた」

●石橋学(いしばし まなぶ)プロフィール
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1992年11月30日生まれ(22歳)
青森県出身/オールラウンダー

2015年3月 鹿屋体育大学卒業
2014年  全日本選手権個人タイムトライアル(U23)優勝
     アジア選手権個人タイムトライアル(U23)7位

2013年よりチームNIPPOの行う“大学生サポート”を受け、鹿屋体育大学に在籍しながら、2013年チームNIPPO・デローザ、2014年ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザに所属、またU23日本ナショナルチームとして、大学の長期休暇などを利用して、ヨーロッパやアジアで経験を積み、2015年よりNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザとネオプロ契約を結び、プロデビューを果たした。
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ジロ・デ・イタリアは9日の開幕に先立ち、8日にチームプレゼンテーションが予定されている。また、ジロ・デ・イタリアと同時期開催となる5月17日からのツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)にもNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザは出場する。出場メンバー等は追って、発表予定。

(情報・写真提供:NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ)

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