新城幸也、アルデンヌクラシック2連戦に向け順調な仕上がり「自分の調子はとても良い」

Posted on: 2015.04.17

4月16日、フランスの北、ベルギーにほど近いドゥナンで開催された「グランプリ・ドゥナン(UCI1.1)」に、チームヨーロッパカーの新城幸也が出場し、エーススプリンター、ブライアン・コカのアシストに回るが、連携が上手く取れずに、コカは10位でフィニッシュ。終始レースをコントロールしたコフィディスのナセル・ブアニが勝利を飾った。新城はこの後、アルデンヌクラシック2連戦に挑む。


周回コースに入りカメラを見つけ笑顔を見せる新城(Photo Miwa IIJIMA)


昨年までツール・ド・フランスの審判長を務めたジァン・フランソア・ペシュー氏にあいさつする新城(Photo Miwa IIJIMA)

平坦基調のコースということで、チームヨーロッパカーのオーダーはエーススプリンター、ブライアン・コカのゴールスプリントに備える作戦。

序盤に3選手の逃げができ、スプリントで有力視されるナセア・ブアニ擁するコフィディスが集団の先頭でレースをコントロール。

逃げる3選手と集団とのタイム差は3分前後でレースは進むが、ゴール前の周回コースに入ってから簡単に縮まると思われていたタイム差は、逃げている3選手が粘りを見せたことによりなかなか縮まらない。ラスト10㎞を切った時点で1分を切るというタイム差にコフィディス以外のチームも協調し3選手を追う。

結果、ゴール手前1Km地点で逃げは集団に飲み込まれ、集団ゴールスプリントとなった。そして、終始レースをリードしたコフィディスのブアニがチームメイトの働きに応えて勝利をあげた。チームヨーロッパカーはゴール前でうまくチームが機能せず、ブライアン・コカが最高位で、10位に終わった。


ゴールスプリント。中央にはブライアン姿が確認できる(Photo Miwa IIJIMA)

集団後方64位でゴールした新城は「失敗レースだったね。チームみんなの連携がうまくいかなかった。でも、自分の調子はとても良いので、次のアルデンヌクラシックが楽しみ。この2日間でしっかり調整して臨みたい」と語った。
 
レース後自宅に帰宅した新城は20日に再びベルギーへ出発。2つのアルデンヌクラシックからツール・ド・ロマンディ(スイス)までの2週間の遠征となる。

(記事:TeamEuropcar Miwa IIJIMA)

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