BMX南米シリーズで長迫吉拓が2連勝「目標は五輪出場ではなく金メダル」

Posted on: 2014.10.14

10月11日、南米チリでUCI(国際自転車連合)クラス1カテゴリーのレース「South American Series Round2」が行われ、前日のRound1に続き長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)が優勝。ロンドンオリンピック銅メダリストのカルロス・オケンド(コロンビア)を寄せ付けず、2連勝を飾った。クラス1のレースで今季3勝目をあげ、オリンピックポイントの上積みに成功した長迫は、次戦となるアジア選手権で自身初のアジアチャンピオンのタイトルを狙う。

ー以下、2日間のレースを終えた長迫吉拓のレースレポート

大会1ヶ月前の9月10日にアルゼンチンからチリに移動して、友人の家に滞在しながら、今回開催されたコースで練習を始めた。コースは、今年初めに行われた南米選手権の為に作られた、出来たばかりのコースで、オリンピックタイプの8mスタートヒルに加え、6mのチャレンジクラスのスタートヒルも完備されていて、パッと見の印象は完璧なコースだった。

しかし、南米選手権以来、コースの整備がされておらず、コース上に草がびっしり生えてるところがあったり、雨などで土が流れた後などがあったりして、路面は凸凹。実際は、全く完璧な状況ではなく、練習を開始したものの、凸凹に対応できず、何度も転倒しかけた。

それでも、練習をこなす中でコースにも対応し、レース当日は、自分の思ったようにレースをすすめることができた。3ヒートの合計ポイントシステムで争われた決勝戦は、1本もミスが許されない状況の中で、1日目は1-2-1位で総合1位。2日目は3本とも1位で総合優勝。

僕の目標は、オリンピック出場ではなく、金メダルが目標。今回、ロンドンオリンピック銅メダリストと、ほぼ1対1の状況でレースをしたことで、今まで以上にオリンピックを意識したレースができた。そして、オリンピックポイントを100p加算できたことは、僕にとっても日本にとっても良かった。

今はスイスに戻ってきて、今月末に一旦帰国。数日実家でゆっくりしてから11月8日にインドネシアで行われるアジア選手権で自身初のアジアチャンピオンのタイトルに挑戦する。引き続き応援よろしくお願いします。

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