ツール・ド・フランス第６ステージの朝、新城は、昨夜届いたばかりのコルナゴ・新城スペシャルカラーのマシンにまたがり、報道陣の写真撮影に応じた。

このスペシャルマシンをレースで使用するには、まだ調整不足ということで、新城はチームの2013ツールエディションマシンでレースを進めることになっが、フレームにペイントされた、『日本』という漢字と、日の丸のデザインに満足げな表情で、お披露目していた。

スペシャルバイクをお披露目する新城 （photo Miwa IIJIMA）

平坦なコースレイアウトということもあり、レースは集団でのゴールスプリントとなったが、新城はスプリントに参加せずに集団後方でのゴールとなった。

「とにかく今日は異常な暑さだった、、、」とゴール後、疲労の色を隠せない様子の新城。

ゴールスプリントに加わらなかったことについては「今日のような平坦ステージはピュアスプリンターではない自分がまともに勝負しても勝てるわけがない。チームのトレインでチームメイトも消耗するし、場所取りの落車の危険も出てくる。長いステージレースでは余計なリスクを負わないことも大切だと判断し、ゴールスプリントには加わらなかった」と４回目の出場となるツール・ド・フランスということもあり、冷静に現状を自己判断し、３週間走りぬくことの重要さを語った。

明日の第７ステージは２、３、４級の山岳が登場。現在山岳ジャージを着用するピエール・ローランを守るアシストとしても働きが期待される。