アジアパラリンピックで大城・伊藤ペアが金メダル
中国・広州で12日から開催されている「2010アジアパラリンピック競技大会」で14日、自転車競技・視覚障害者部門の「男女混合Bクラス 1kmTTタンデム」が行われ、日本から出場した大城竜之(39)、伊藤保文(38)ペアが金メダルを獲得した。ほかに男女混合(C1-3男子、C1-5女子)3km個人追抜で藤田征樹(25)、男子(C4-5)4km個人追抜で石井雅史(37)がともに銀メダルを獲得、日本勢のメダルは合計で3つとなった。
金メダルに輝いた大城・伊藤ペアは、プロアマのコンビとして知られている。タンデム車両の前席でパイロット役をつとめる伊藤選手は競輪トップカテゴリーS級1班に所属する現役の競輪選手。今月初めに福岡県の小倉市で行われたG1レース「競輪祭」にも出場するなど、トップ選手として多忙な日々を送っている。後席でペダルを踏む大城選手は、視覚に障害を持つ自転車アスリート。教師として都内の盲学校に勤務するかたわら、自転車競技に打ち込んできた。04年のアテネ大会と08年の北京大会では、タイムトライアル競技で2大会連続4位入賞の結果を残している。