腰山雅大「高木聖雄の情熱が形になった岐阜県、上石津のレジージャンプ」

Posted on: 2017.01.06

岐阜県は上石津に行って来ました。

なかなかの田舎に何しに行ったかと言えば、Toshio Takagiがこしらえた “レジージャンプ”なるものを体験しに。要は、ジャンプ台にスポンジを敷き、その上に適度な強度のマットを被せたクッション性の高いセクションです。

BMXという競技で正に基本とも言えるランプでのジャンプ。初心者からベテランまで色んな技にトライするのですが、技の難易度と比例して怪我のリスクが上がります。

骨折、脱臼、脳震盪、靭帯の損傷、僕も過去に色々やらかして来ましたが、それらをなるべく回避してチャレンジ出来るとあって注目度は高いです。

ただ何せセクションを作るのに費用が凄く掛かる。スポンジもバカにならないですし、あのマットも1枚もので無ければ意味がない。それを2枚重ねしてて、たぶん総工費100万以上はくだらない。トシオの情熱に脱帽です。

【BMX世界一を狙うオレを”カン違い”させてくれた魔法のジャンプ台制作プロジェクト 〜Full Version〜】

実際に乗ってみて、、確かにコケても衝撃がかなり軽減されます。普通のランプでコケて転がったのが10だとすれば、レジーなら2くらい。自転車に絡むクラッシュは仕方ないですが、ある程度はパッドなどで回避できるはず。

先入観で最初は怖いですが、どうやら上手なコケ方みたいなものがあるみたいで、最後の方は割と何も考えず突っ込んでトライ出来ました。ちゃんとメイクしてランディングした時の感覚も慣れれば違和感なく、適切に路面はグリップするし、このマットの素材がナカナカ凄いようです。

で、このセクション1番の恩恵は、何と言っても普通のジャンプでの衝撃自体が凄く少ないこと。あまりに楽しいので何回も何回もトライしてたんですが、身体への負担が非常に少なく、気付けば汗だくで次の技にトライしてました。

大きい怪我だけでなく、慢性的な疲労は集中力を欠く原因になりますし、この点が1番画期的に感じました。関西から2時間。またみんなで集まって遠征したい場所が増えました。

<大垣市かみいしづ緑の村公園>
http://www.ogaki-tv.ne.jp/~midorinomura/

※レジーランプの使用に関しては下記リンク先の動画内容を確認ください。
https://www.instagram.com/p/BNI-WD8Agkb/
・ヘルメットを着用すること
・使用料 1回1000円

AUTHOR PROFILE

腰山雅大 こしやま まさひろ/1986年4月10日生まれ。兵庫県出身。 '00年、BMXと出会う。競技を続ける傍ら、BMX専門誌への寄稿、コンテストでのジャッジ、MC、競技大会の主催など、マルチに活動をする。'14年にシクロクロスを始める。変速機のないシングルスピードの車両(SSCX)で参戦を続け、現在カテゴリー1を走る。'15年からアメリカ、ミネアポリスの自転車ブランド “All-City Cycles” のライダーとして活動をする。趣味はコーヒー。 ◆筆者の公式ブログはこちら ◆筆者のInstagramはこちら

腰山雅大の新着コラム

NEW ENTRY