【Pick Up】「え？3位だ？」内野艶和が大逆転で銅メダル獲得トラック世界選ポイントレースハイライト

８月初旬にスコットランド・グラスゴーで開催されたUCI自転車競技世界選手権。今年は、13の自転車競技が同時期に同時開催されるという史上初の一大イベントとして開催され、トラック競技はグラスゴー郊外にある複合施設エミレーツアリーナ内「サークリス・ホイベロドローム」が舞台となった。

女子ポイントレースに出場した内野艶和は、ガールズケイリン選手でありながら中距離日本代表として世界挑戦を続け、今回そのスピードを発揮し見事銅メダルを獲得した。

レース序盤は、ヨーロッパの強豪選手たちが中心となってラップ合戦が繰り広げられ、内野は得点を伸ばせずに後方待機を余儀なくされた。そうした中、上位争いの攻防が落ち着いた終盤。そこまで足を温存できた内野は、上位へランクアップを狙って得点が２倍となる最終フィニッシュに勝負をかけることを決意。

残り１０周をきって内野は暫定７位。３位とは５点差となり、フィニッシュポイント次第で逆転のチャンスが訪れる。

そして残り１周で満を持してアタック。そのまま逃げ切りで１着フィニッシュし、見事大逆転で3位。ポイントレースでは、2015年の上野みなみ以来の表彰台となった。

【2023世界選女子ポイントレース結果】
1位ロッテ・コペツキー（ベルギー）
2位ジョージア・バーカー（オーストラリア）
3位内野艶和　（日本）

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