第6回全日本BMXフリースタイル選手権が、16日から岡山県岡山市の特設会場(下石井公園内)で行われ、フリースタイルパーク・男子エリートは中村輪夢（ウイングアーク 1st）が優勝し4連覇を達成し自身5度目のタイトルを獲得した。女子エリートは、東京五輪日本代表の大池水杜が2年ぶり5度目の全日本チャンピオンに輝いた。

中村輪夢の決勝ラン ©JCF/JFBF

4連覇を果たした中村 ©JCF/JFBF

5度目日本王者　大池水杜 ©JCF/JFBF

また大会最終日の18日には、フラットランド決勝がイオンモール岡山で行われ、今シーズンワールドカップでも勝利をあげている早川起生(Red Bull)が接戦をものにして自身初の全日本チャンピオンとなった。

昨年の覇者である佐々木元は、決勝直前のウォームアップ時にバイクトラブルに見舞われるものの、決勝では持ち前のライディングで早川に1.62点差まで迫り2位に入った。

初優勝の早川 ©JCF/JFBF

接戦を演じたベテラン佐々木元 ©JCF/JFBF

全日本王者 中川きららと早川　©JCF/JFBF

【男子エリート パーク決勝 リザルト】
優勝:中村 輪夢 (ウイングアーク1st) 89.25点
2位:小澤 楓 72.62点
3位:溝垣 丈司 70.75点

▷中村コメント
「天候によるスケジュールや、パークコンディションの変更、そしてタイトルのかかる大会だけに、気持ちの面でのコントロールがタフな大会でした。

大会が途中で中止になり、予選の結果が採用される場合にも備え、予選から1本毎良いランを意識して、決勝でもしっかり走りをまとめタイトルを獲得できて嬉しいです。

今年はまだ世界選手権が残っているので、初のタイトル獲得に向けて、さらなるトリックの習得に力を 入れていきたいです。今大会はたくさんの歓声も嬉しかったです、応援ありがとうございました。」

©JCF/JFBF

【女子エリート パーク決勝 リザルト】
優勝:大池 水杜 (ビザビ) 69.75点
2位:内藤 寧々 (第一学院高校) 62.25点
3位:羽山 絆愛 24.75点

【男子エリート フラットランド決勝 リザルト】
優勝:早川 起生 (Red Bull) 92.75点
2位:佐々木 元 (鎌ケ谷巧業) 91.13点
3位:伊藤 真人 (GETIT BMXスクール) 90.13点

▷早川コメント
「岡山での全日本選手権は3度目であり、1回目は3位、昨年は2位だったため、今年はどうしても負けたくないという強い気持ちで大会に望みました。決勝では自分のライディングが見せ、目標としていた初タイトルを獲得できて嬉しいです。」

【女子エリート フラットランド決勝 リザルト】
優勝:中川 きらら 79.25点
2位:川口 朔来 （LCDJ CDS） 72.75点
3位:伊藤 聖真 71.75点

情報・写真提供：JCF日本自転車競技連盟／JFBF