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自転車日本代表 出場全種目で入賞!リオパラリンピック・トラック競技2日目

Posted on: 2016.09.11
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リオデジャネイロパラリンピックは9日、自転車トラック競の2日目が行われ、日本代表全選手が出場種目全てで8位以内の入賞を果たした。女子タンデム鹿沼由理恵・田中まいペアは1kmタイムトライアル決勝で5位、男子C3クラス3km個人パーシュートでは藤田征樹が僅差の予選5位となり予選4位までのメダル決定戦進出はならず。メダル獲得には届かなかった。


写真 3kmIPで僅差で5位となった藤田征樹

午前10時に始まった2日目の競技は女子視覚障害タンデムの1kmTTからスタート。中距離系を得意とする鹿沼・田中ペアだが1kmでの全力は出せたと、健闘の5位。優勝はイギリスのソーンヒルとスコットのペアで、パラリンピックレコードを2秒以上更新する1分6秒283で金メダルを獲得した。

イギリスは短距離と中距離、それぞれに特化したペアが出場しており、ソーンヒルとスコットは短距離のエースペア。また、イギリス勢は、2日目までに行われた、男女あわせて9つの決勝種目のうち5種目で金メダルを獲得しており、パラリンピックでもその強さが際立っている。


写真 1kmTT 鹿沼由理恵・田中まいペア

男子1kmTTに出場した石井雅史(C4)は、この日の出場種目を今大会一番のターゲットにしていたが、タイム1分9秒616で6位となった。目標に掲げていた、2008年北京パラリンピックの記録には1秒ほど及ばなかったが、ギアも踏み切れ、思い切り出来たと表情は清々しかった。


写真 1kmTTで6位の石井雅史

一方で悔しさを隠さなかったのは3km個人パーシュートに臨んだ藤田征樹(C3)。4位までがメダルマッチへの進出条件となる予選で4位とおよそ0.3秒差の5位。自身の想定よりも大きかったと言う、後半のラップタイムの落ちが明暗を分けた結果になったが、残りのトラック出場種目、また照準としているロード競技にこの悔しさをぶつけたいと、雪辱を誓った。

また、男子C2クラスの川本翔大も3km個人パーシュートに出場。パラリンピック初レースはタイム4分6秒831で8位。目標としていた自己ベスト更新には届かず、中盤以降、タイムを意識するあまり力みが出てしまったと振り返った。

川本は、同クラスの上位選手たちが予選のトップタイムを更新するたびにわき上がる会場の大歓声に感じ入った様子で、いつかはこの歓声を自分が浴びたいと話した。トラック競技は残り2日間。日本チームの戦いは続く。


写真 川本翔大 3kmIP

◯川本翔大(男子C2/20歳・大和産業株式会社)
前半はまずまず良かったんですが、そこでタイムを意識しすぎてしまって力んでしまいました。そこがまだ自分の経験不足と言うか、甘い部分なのかなと思います。後半はバランスも崩れて来ていたので、まだまだウェイト(フィジカル面)も駄目だなと思いました。この大きな歓声をいつかは自分も浴びたいと思いました。このレースの結果を反省して次に生かして行きたいです。

◯藤田征樹(男子C3/31歳・日立建機株式会社)
率直に悔しいです。一番獲っては行けない順位で敗退してしまったので。4位までに残ってメダルレースに絡む事が絶対に大事な事だったので、また、それが出来ると思ってやってきたので、叶わなかったのは悔しいです。ただ、(自身の)感触が良いということはずっと感じているのでそこは間違いないと思います。明日以降もベストを尽くして、ロードに向けて調子を上げて行ければ良いと思いますし、ぶつけて行きたいです、この悔しい感じを。

◯石井雅史(男子C4/43歳・公益財団法人藤沢市みらい創造財団)
自分で(集大成と)線引きをした大会なので、ものすごく緊張してしまって。この10年間の思いがすごく甦って来て、そのなかでは、比較的集中して走れたと思います。2006年から色々な監督さんにお世話になって、色々なコーチの方から指導を受けて、そのすべてをミスのない様に出し切ろうと思いスタートしました。この緊張感の中、この歓声の中で、90点以上をあげても良いような、自分のなかではそういう気持ちですね。思い切り出来ました、やって来た事は出し切れたと思います。

◯鹿沼由理恵(女子視覚障害/35歳・楽天ソシオビジネス株式会社)
すごく緊張感がありました。やっぱりこうした緊張感の中、自己ベストを出すというのは難しい中でも、こうして見に来て下さっている方が居るからこその緊張感だと思うので、受け止めて走りたいと思います。(3kmに向けては)メダル獲得を目指して、最後まで諦めずに、一歩一歩本当に大切に全力でペダルを踏んで行きたいと思います。

◯田中まい(パイロット/26歳・ガールズケイリン選手)
後半少しペースを落としてしまったので、反省点として次の3km個人パーシュートに繋げたいと思います。いつもより観客の方々が多い中で、少し緊張感もありますが、次はそれを楽しみながら走りたいと思います。しっかりリカバリーをして3kmに繋げて行きたいと思います、頑張ります。

【トラック競技2日目 結果】
鹿沼由理恵・田中まい:女子視覚障害タンデム 1kmTT 5位(タイム1:11.075)
川本翔大:男子C2 3km個人パーシュート 8位(タイム4:06.831)
藤田征樹:男子C3 3km個人パーシュート 5位(タイム3:39.142)
石井雅史:男子C4-5 1kmTT 6位 (タイム1:09.616 係数タイム 1:07.473)※注

※男子C4-5の1kmTTは障害の程度が異なるC4、C5クラスを統合して競技を行うため、より障害の重いC4クラスの選手には、実際のタイムに規程の係数(ここでは96.87%)を適用した係数タイムで順位付けを行う。石井はC4クラス。

記事・写真:小板橋彩子

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