ブエルタ第5ステージ 新城はアシストこなし64位「明日は予定通り逃げを試みたい」

Posted on: 2015.08.27

ブエルタ・ア・エスパーニャは8月26日、第5ステージが行われ、21歳の新星、カレイブ・イワン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)がグランツール初優勝を果たした。また、新城幸也は、ゴール前でアシストをこなし、64位でレースを終えている。


メイン集団の中で走る新城(Photo Miwa IIJIMA)

第5ステージは平坦基調の167.3kmのステージ。難易度の低いステージと思われたが、昨日の第4ステージ同様、細かなアップダウンと横風に加え、レース後半に向け40度近くまで上昇した気温で結果的にかなりハードな一日となった。

序盤の3名の逃げグループにチームヨーロッパカーはカナダ人選手、アントワーヌ・デュシェーヌを送り込み、新城にはチームメイトのトニー・ヒュレルと2人で最後のゴールに備えるという指示が出る。

レースは残り11kmを切ったところで、逃げていた選手は吸収されカウンターアタックが始まり、ハイスピードに耐え切れない選手たちがふるい落とされていく。結果的に、集団は絞りこまれ小集団となって、ゴールまで約1kmの登坂スプリントとなった。

ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ)、ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・アルペシン)等強豪スプリンターが顔を揃える中、オリカ・グリーンエッジの新星カレイブ・イワンが上りスプリントを制し、勝利を飾った。先頭にトニーと、ロマン・シカーを送り込んだ新城は64位でゴールした。


きつそうな表情でゴールする新城 (Photo Miwa IIJIMA)

レース後「このステージはコースプロフィールを見る限りでは今年のブエルタで1番優しいステージだと思ったが、それなりにアップダウンしてて、序盤は風もあり注意が必要だった。

終盤にかけて風は緩くなり、チームとしては街を通過するポイントで良い位置で走ることが出来て良かった。明日は予定通りに逃げに試みたいと思う」とコメントしている。

第6ステージはアップダウンを繰り返しながら進み、終盤に3級山岳が2つ設定され、頂上ゴールとなる。新城が得意とするコースレイアウト。公言通り逃げることができるか注目のステージとなる。


第6ステージコースプロフィール

(記事:TeamEuropcar  Miwa IIJIMA)

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