「日本のファンに認められる走りをしたい」MTB日本王者山本幸平が拠点スイスに向けて出発!
1月8日、世界挑戦を続ける日本マウンテンバイク界のエース山本幸平が拠点のあるスイスに向けて出発。昨年果たすことの出来なかった「世界トップ10入り」を最大の目標に掲げ、決意を胸に2014シーズンをスタートさせる。
山本幸平は、2013年、全日本選手権6連覇、アジア選手権5連覇を達成。ワールドカップでも着実に世界との差を縮め、世界選手権では15位に入りベストリザルトを記録した。結果、シーズンランキングを世界11位まで引き上げることに成功した。
しかし、世界のトップチーム「SPECIALIZED RACING TEAM」に所属して2年目を迎えた昨年、チームにも溶け込み、ストレスなくレースに集中できるようになったものの、年頭に掲げていた「トップ10入り」には、あと一歩のところで手が届かなかった。
その悔しさを2014年シーズンにぶつけることとなる。出国を前に山本は「ワールドカップと世界選手権で一桁のリザルトを1回ではなくて、何回か残したい。そして、日本のファンの方に認められるような走りをしたい」と決意を語った。
また、山本が世界トップ10を最大の目標に掲げる一方、今シーズンは、9月に4年に一度のアジア大会が行なわれ、さらには2016年のリオデジャネイロ五輪にむけたポイント獲得レースも始まるとあって、日本MTB界にとっても重要な年となる。
日本MTB界史上最強のライダー山本幸平が、世界トップ選手との差をさらに埋めることで、国内ライダーたちにも刺激を与え、国内MTB界全体の底上げにも繋がっていく。それを果たすことが、山本の最大の願いでもあり、日本を背負ってたつ男の宿命でもある。
【映像提供:AthleteBank】