2013年シーズンから発足した那須ブラーゼンの若杉厚仁選手（24）が今シーズン限りの引退を発表した。宇都宮ブリッツェンに続く栃木県内の地域密着型チームとして、Jプロツアーを中心に那須一帯で活動をしてきた那須ブラーゼンで、選手としてそしてチーム運営の要として活動をしてきた若杉選手だが、今後はチームのマネージメントに専念することとなる。

引退に際し、若杉選手は以下のコメントを発表した。

「このたび、現役生活に終止符を打ち、チームマネージメントにより力を注ぐことを決意しました。今シーズンから那須ブラーゼンの立ち上げに関わり、選手兼チーム運営マネージャーとして新たな挑戦をスタートさせました。新チームの立ち上げと運営、選手生活の間で自らに戸惑いを感じながらのシーズンとなりました。

かねてから患っている膝の故障の具合も芳しくなく、チームのステップアップの為にはよりマネージメントに専念することが必要な時期であると感じ、今回の決断に至りました。

選手としては誇るべきものを残すことが出来ず活動に終止符を打つこととなりますが、今後のチームと自転車界に大きな希望を感じ、自らも微力ながらその歯車の一部となりたいと考えております。

これまで、私の活動を後押ししてくださったすべての皆様に感謝を申し上げるとともに、今後とも新たな挑戦を温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます」

【関連動画：2013那須ブラーゼンチーム体制発表】