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金子貴志が悲願のG1タイトル獲得 師弟ワンツーで締めくくった寛仁親王牌

Posted on: 2013.07.17
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7月12日から4日間、新潟県弥彦競輪場で行なわれたG1第22回寛仁親王牌は、15日決勝戦が行なわれ、愛知の金子貴志が優勝。デビューから19年目にして初のG1タイトルを手にした。また、2位には弟子の深谷知広が入り、師弟でワンツーという偉業を成し遂げた。

左から2位の深谷知広、優勝した金子貴志、3位の成田和也

初日から続く梅雨空から一変し、徐々に晴れ間が顔を出し、夏日となった決勝当日。2000台収容の駐車場は満車状態となり、弥彦競輪場は最高峰G1レースならではの盛り上がりをみせた。

詰めかけたファンの注目は、若き怪物、深谷知広(愛知・96期)の2年ぶりのG1タイトル獲得。一昨年の高松宮記念杯で史上最速でG1制覇を成し遂げた深谷だったが、昨年は幾度の落車に泣き、タイトル獲得はならなかった。

迎えた2013年、持ち前の破壊力ある先行を武器にその存在感を見せつけ、この大会までにビッグレース(G2&G1)全4大会で3度の決勝進出を果たす。しかし、その全てのレースで2着。勝ち切れないもどかしい思いを弥彦決戦にぶつけた。

初日から圧倒的な力を見せつけた深谷。迎えた準決勝では、師匠の金子貴志(愛知・75期)と連携しワンツー。念願だった「師弟で決勝進出」を叶え、金子の8年ぶりのG1決勝進出に華を添える形となった。

かつては、トラック競技の日本代表にも選出され五輪を目指していた金子だったが、2005年を境に思うような成績が残せないでいた。そうした中、深谷知広という怪物を弟子にもち「共にG1決勝進出」を目標に掲げ、この舞台に戻ってきた。

迎えた決勝戦。前回のG1、高松宮記念杯を制した成田和也(福島・88期)や、好調の浅井康太(三重・90期)を筆頭に勢いのある9選手が顔を揃えた。

レースは、スタートから深谷が先頭をとると、その深谷の2番手のポジションをめぐり、金子と飯嶋則之(栃木・81期)が競り合うことに。残り2周で、後方4番手から、川村晃司(京都・85期)が、先頭へ飛び出し主導権を奪いにかかる。

しかし、残り1周半の打鐘とともに、後方に下がった深谷が一気にスパート。前段をのみ込み先頭へでると、金子が必死にくらいつき、残り1周で深谷の2番手に潜り込む。1列棒状となったまま迎えた最終4コーナー。金子が深谷に並ぶと、その間を割って成田和也が勝負に出る。

白の1番車深谷、黄色の5番車成田、青の4番車金子貴志。いずれもタイヤ差

3車横1線の混戦を制したのは、金子貴志。2位には深谷が入り、悲願の師弟ワンツーで大会を締めくくった。表彰式で浮かべた金子の涙が、8年間の苦労を物語った。レース後、「8年は長いようで短かった。これからはタイトルホルダーに恥じないレースをしていきたい」と語り、弟子であり、ライバルでもある深谷とともに、競輪界を背負ってたつことを誓った。

2着に終わった深谷だが、これで賞金が上積みされ、師弟2人揃っての競輪グランプリ出場がほぼ確実となった。2人の夢は、年末の大一番競輪グランプリへと続いていく。

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