【速報】ツアー・オブ・ジャパン 第1ステージ
5月19日大阪・堺で幕を開けたツアー・オブ・ジャパン。第1ステージは大仙公園を周回する2.65キロの個人タイムトライアル。各選手達の顔見せの意味合いもあるこのステージ。沿道には沢山の観客が訪れ、プロの走りに熱い声援を送った。
午前中、時より薄日が差し込み蒸し暑い気候だったが、12時を過ぎると一転、天気予報通り大粒の雨が一気に降り出し、路面が濡れた状態でレースが始まる。このコース4カ所のコーナーがほぼ直角に曲がらなくてはいけないというレイアウト。滑りやすい路面に各選手とも細心の注意を払いながら走っていく。特にランプレ、ヴィーニファンティーニの選手達は慣れない異国の地でのレースということもあり、慎重な走りをみせていた。
そんな中24番手スタートの日本のスピードマン西谷泰治(愛三工業レーシング)が3分26秒と1人ずば抜けたタイムをたたき出す。チームメイト盛一大。内間康平(チームNIPPOデローザー)が3分30秒台のタイムを出すが西谷には及ばず。また海外勢はコーナーを攻めきれずなかなかタイムが上がらない。2位にコンチネンタルチームKSPOのソ・ジョンヤンが入るが、格上のコンチネンタル・プロチームからは7位のアンドレア・パリーニ(ランプレ・メリダ)が最上位であった。
天候が味方をした部分もあるが西谷は2位に4秒近くのタイム差をつけ、完璧な勝利。同時に総合首位にも立ちグリーンジャージにも袖を通した。第2ステージからはリーダーを守る立場となる愛三工業レーシングチーム。美濃ステージも積極的に勝利を狙うとチームの士気も高い。
第1ステージハイライト映像