Jプロツアー第4戦群馬CSCロードレース 速報!
連休初日の4月27日、群馬県サイクルスポーツセンターで「Jプロツアー第4戦」が行われた。
本格的なロードレースが今シーズン初めて行われるとあって、レース前各選手の顔にも独特の緊張感が走っていた。現在リーダージャージを着るホセ・ヴィンセント(チーム右京)、そしてそのチームメイト土井雪広、さらに飯野智行(宇都宮ブリッツェン)ら本命視される選手達がどのような走りをするのか、注目が集まった。
レースが始めると散発的なアタック合戦が繰り返されるが、メイン集団はことごとくこれをチェック。なかなか逃げが決まらない。8周目ようやく高岡(イメーナ信濃山形)、窪木(マトリックスパワータグ)、澤田(キャノンデール・チャンピオンシステム)の3名が飛び出し、メイン集団はこれを容認。ようやくレースが落ち着く。集団はチーム右京、宇都宮ブリッツェンがコントロールしていく。
しかし、落ち着いたのも束の間、冷たいひょう混じりの雨、強い風が吹くと一気にレースは動いた。平塚(愛三工業U26)の追走をきっかけに集団が活性化。10名あまりの追走グループが形成され、一気に先頭3名との差をつめ、残り4周、24キロをきったところで吸収する。一方メイン集団はなかなかスピードが上がらない。しびれを切らした土井が単独アタックするが、スピードの乗った前方集団に追いつく事なく万事休す。チームメイトに勝負を託す事に。勝負権を握った先頭グループはチーム右京・愛三工業・宇都宮ブリッツェンといったメンツが揃う中、混戦状態から抜け出したのは、ホセ・ヴィンセント(チーム右京)と窪木一茂(マトリックスパワータグ)。2人は後続との差を一気に広げ、最後は一騎打ちに。下りスプリントを制したのは窪木。トラック競技でも活躍するスピードマンが自慢のスプリント力を武器に見事勝利を飾った。
詳しいレース模様は近日アップ予定。
JBCF Jプロツアー第4戦 群馬CSCロードレース 結果
優勝 窪木 一茂(マトリックスパワータグ) 3h07’25”
2位 ホセ・ヴィンセント(Team UKYO) 〃
3位 福田 真平(AISAN Development Team U-26) +30″
4位 ヴィズィアック・マリウス(マトリックスパワータグ) +30″
5位 中村 誠(宇都宮ブリッツェン) +30″
6位 狩野 智也(Team UKYO) +31″
7位 紺野 元汰(湘南ベルマーレ) +34″
8位 普久原 奨(宇都宮ブリッツェン) +45″
6km×20周=120km
出走124名
【窪木とホセ・ヴィンセントとの一騎打ちとなったゴールスプリント映像】