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ロンドンパラリンピック ロード競技はじまる

Posted on: 2012.09.05
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大会も終盤に差し掛かったロンドンパラリンピック。5日からは自転車ロード競技が始まる。45の国と地域から214名の選手が出場し、それぞれのクラスでメダルを競い合う。会場はロンドン中心部から南東へおよそ30キロほどの場所にある、ブランズハッチ モーターサーキット。1964年から1986年の間、12回にわたってF1イギリスグランプリが開催されていた伝統あるサーキットで、特設の1周8kmの周回コースで競技が行われる。平坦部分はほとんどなくアップダウンの連続。ハイスピードなレースが予想される。日本からは、早速5日に行われる個人タイムトライアルに藤田征樹(C3クラス=写真右)と石井雅史(C4クラス=写真左)が出場する。2人は、晴天に恵まれた公式練習日の4日、コース試走を行った。石井は終始リラックスした様子。一方藤田は、笑顔は見せつつも緊張感のある表情を見せていた。8月、渡英直前の取材では「トラックの3kmの走りを磨いた事がロードタイムトライアルにも良い形で出ている」と語っていた藤田。トラック競技の結果に悔しさを滲ませていただけに5日のタイムトライアルと6日のロードレースでの発奮に期待したい。

ところで、パラサイクリングのロード競技は、原則的に2輪の競技用自転車に乗れる選手のみが出場できるトラック競技よりも、さらに幅広いクラスが設けられている。トライシクル(3輪車)や手で漕ぐハンドサイクルで競技を行う選手たちのクラスだ。今回、ハンドサイクル部門で注目を集めているのが、元F1ドライバーという経歴を持つイタリアのアレッサンドロ・ザナルディ(写真下)。F1参戦41戦、ウイリアムズなどでドライバーを務めたザナルディは、2001年にレース中の事故で両脚を失った。しかしその後レースに復帰、さらにはハンドバイクにも挑戦し、モーターレース引退後の2011年にはニューヨークマラソン・ハンドサイクル部門で優勝するなどして、今回初めてパラリンピックに出場することとなった。45歳、飽くなき挑戦を続ける、まさに鉄人。ザナルディの新たな挑戦での成功に周囲の期待は高まっている。試走を終え、他の誰よりも良く知るサーキットが舞台ゆえの余裕か、休む間もなく続く取材にも、にこやかに応える姿が印象的だった。開幕後、大きな天候の崩れもなく、晴天に恵まれ続けているロンドンパラリンピック。パラアスリートたちの熱戦はまだまだ続く。


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