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ツール・ド・ランカウィ2011 最終ステージ結果

Posted on: 2011.02.01
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太陽の光がマレーシアの大地を照らす。立っているだけで大粒の汗が流れる東南アジア特有の蒸し暑さと、激しい陽射しが戻ってきた。これまで10日間、1,300キロあまりを走ってきたアジア最大級のステージレース。個人総合1位と2位のタイム差はこの朝の時点でわずか5秒。この争いの結末は? そして誰もが有終の美で終わりたいと願うに違いないステージ優勝の行方は・・・?

ツール・ド・ランカウィ2011最終第10ステージは、マレーシアの首都クアラルンプールに向かう104.6キロ。ほぼ平坦基調のコースレイアウトで最後はクアラルンプールの中心部を5周回してフィニッシュとなる。気温32度、湿度80%の午後1時、熱い戦いの火ぶたは切られた。

連日続いていたアタック合戦だが、選手たちもこの日はやや自重気味に見える。散発的なアタックは出るものの、どのチームも脚をためているのか、ゆっくりとしたペースでレースは進んでいった。例年このステージがスプリント勝負となることは、皆が知っていることである。そしてスタートから2時間が経過した頃、クアラルンプールのランドマーク「ペトロナスツインタワー」が見下ろす市内周回コースにプロトンが突入、一気にペースが上がっていく。

意地と意地がぶつかり合う選手たち、何度もアタックが繰り返される。しかし決定的な逃げは決まらない。多くの観客が見守る中、選手たちが作る一陣の熱い風がコースを駆け抜けていた。そして予想通りこの日の勝敗の行方は集団スプリントへ。

そして、真っ先にゴールに向かってやってきたのは今大会のスプリント王グアルディーニ。宮澤崇史らチームメイトにアシストされ今大会ステージ5勝目を獲得した。個人総合優勝は、集団タイム差なしでゴールしたモンサルバ。両者とも21歳、これからロードレース界を席巻していく、若い世代に違いない。このレースを足がかりに世界の大舞台での活躍が期待される。

アジア最大級のステージレース、ツール・ド・ランカウィ2011。ふたを開けてみればやはりヨーロッパ勢の強さが目立った大会といえた。レースをコントロールする力とともに、スプリントでのスピードなどまだまだその壁は厚い、と感じさせられたのは事実だ。しかし愛三工業レーシング綾部勇成の山岳ステージでの勝利をはじめ、日本勢が連日のように積極的なアタックを仕掛けるなど、アジアのロード界が世界レベルに徐々に近づきつつあることも確かだ。2011年シーズンに向け本格的に動き出したロードレースシーン。日本人そしてアジア人が世界で活躍する日も近い事だろう。

動画:ツール・ド・ランカウィ2011 最終第10ステージ
現地リポート:コウノミチオ

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