ジャパンカップ王者はガーミンのマーティン シマノ畑中が3位

Posted on: 2010.10.24

国内最高峰のワンデーレース「ジャパンカップサイクルロードレース」が24日、栃木県宇都宮市の森林公園周回コース(全長151.3キロ)で行われ、ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・トランジションズ=写真中央)が優勝した。日本人最高位は畑中勇介(シマノレーシング=写真右)の3位。今シーズン欧州レースで大活躍した新城幸也(Bboxブイグテレコム)は9位に終わった。

 
UCIプロツアー4チームを含む総勢69名がエントリーしたこの日のレースは午前10時にスタート。会場となる宇都宮市森林公園には今年も数万人からの大観衆が詰めかけ、本場ヨーロッパにも引けを取らないハイレベルのレースに熱烈な声援を送った。序盤に福島晋一、清水都貴、西薗良太ら日本人選手を中心とした9名の逃げが決まり、そのままレースを引っ張っていく。しかし中盤に入るとガーミン・トランジションズが牽引するメイン集団は徐々に先頭との差を詰めていき、残り4周となったところで逃げグループを吸収した。9周目、最後の山岳ポイントがかかった古賀志林道の上りでガーミン・トランジションズのダニエル・マーティンがアタックに成功、そのまま逃げ切って優勝した。ポディウム争いは最後までもつれたが、2位にピーター・マクドナルド(ドラパック・ポルシェ=写真左)、3位に畑中勇介(シマノレーシング)が続いた。完走は42名だった。

また前日(23日)には、ジャパンカップシリーズでは初の試みとなるクリテリウムレースが宇都宮市内の大通りで行われ、トーマス・パルマー(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)が優勝した。出場することで話題を集めた元F1レーサーの片山右京(宇都宮ブリッツェン)は惜しくも途中リタイアに終わった。公式HPのレースリポートは以下。

公式HP:2010ジャパンカップクリテリウム結果

<ジャパンカップ2010結果>
優勝 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・トランジションズ)
2位 ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)
3位 畑中勇介(シマノレーシング)
4位 西谷泰治(愛三工業レーシング)
5位 鈴木真理(シマノレーシング)
6位 宮澤崇史(TEAM NIPPO)
7位 ヨハネス・フレーリンガー(ドイツ、チームミルラム)
8位 アナス・ルンド(デンマーク、サクソバンク)
9位 新城幸也(Bboxブイグテレコム)
10位 ルーカ・マッツァンティ(イタリア、カチューシャ)

Photo: Yuzuru SUNADA

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