2020トラック世界選初日 男子チームスプリントは予選9位で五輪出場枠逃す/男子チームパシュートで日本記録更新

Posted on: 2020.02.27

2月26日、ドイツ・ベルリンで自転車トラック競技の世界選手権が開幕した。東京オリンピック出場枠をかけた最後の戦いとなり、4年に一度のビッグイベントの前哨戦とも言える大会となる。

■チームスプリント予選9位で出場枠獲得逃す
大会初日に行われたチームスプリントで日本代表(雨谷一樹、新田祐大、深谷知広)が東京オリンピック出場をかけて挑んだものの、8位までが1回戦に進出できる予選ラウンドで9位(タイム:43秒416)となり予選敗退。

出場枠を争っていたロシアが最終的に5位に入ったことで日本のこの種目でのオリンピック出場枠獲得はならなかった。

一方、優勝したオランダは、1回戦、決勝と立て続けに世界記録を更新。タイム41秒225で2位のイギリスに1秒以上の差をつけ、2年連続で世界王者に輝いた。

【男子チームスプリント最終結果】
優勝 オランダ 41秒225(世界記録)
2位 イギリス 42秒400
3位 オーストラリア 42秒829

World Record ✅
World Title ✅

Netherlands 🇳🇱 defend their UCI Track World Title in the Men’s Team Sprint! #Berlin2020

UCIさんの投稿 2020年2月26日水曜日

■次に繋ぐ日本記録更新 男子チームパシュート
また、同日に行われたチームパシュートには、アジア王者として日本代表(窪木一茂、近谷涼、沢田桂太郎、今村駿介)が出場し、予選で3分52秒956を出し日本記録を更新。

しかし、デンマークが3分46秒579で世界記録を更新するなど、ハイレベルな戦いが繰り広げられ、日本は最終的に予選9位となり、予選で姿を消すこととなった。

■女子スクラッチで女王ウィルトが強さを見せる
女子スクラッチに出場した古山稀絵は22位。優勝はオランダのキルステン・ウィルト。残り3周で前にでて徐々にペースをあげ、そのままフィニッシュラインまで逃げ切り優勝。圧倒的な強さで順調な仕上がりをみせた。

現在、女子中距離で圧倒的な強さを見せる彼女が今大会、何個のメダルを獲得するのか。オムニアムでその牙城に挑む梶原悠未の戦いにも注目だ。女子オムニアムは28日、大会3日目に行われる。

大会2日目は、男子ケイリン、女子スプリントが行われ、日本からは新田祐大、脇本雄太、河端朋之、小林優香、太田りゆが出場する。

Today's finals on the second day of the 2020 UCI Track Cycling World Championships presented by Tissot in Berlin! 🇩🇪

UCIさんの投稿 2020年2月26日水曜日

▷大会リザルト詳細
https://www.tissottiming.com/2020/ctrwch

▷UCI Facebookページ
https://www.facebook.com/UnionCyclisteInternationale/

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