ティレーノ・アドリアティコ第3ステージ 新城幸也は集団ゴール「明日は追い込みたい気分」

Posted on: 2015.03.14

3月13日、ティレーノ・アドリアティコは、平坦基調の第3ステージが行われ、新城幸也はエースピエールと共に先頭とタイム差なしの70位でフィニッシュ。ステージ優勝はフレフ・ヴァンアーヴェルマートが制した。


スタート前、チームバスの中で愛犬とリラックスムードの新城 (Photo Miwa IIJIMA)

新城は昨年、このレースに出場し、同じコースを走った経験はあったが、周回コースが伸び、3周回から5周回になったことで、きつい展開になることを予想していた。

レース序盤に5名の逃げが容認され、最大14分もの差が開くが、ティンコフ・サクソやBMCと言った強豪チームの追走で、1周10kmの周回を2周残したところで完全に吸収され、レースはゴールスプリントへと持ち込まれた。


上り基調の周回コースを集団でこなす新城 (Photo Miwa IIJIMA)

上り基調のゴール設定となる中、このコースを得意とするペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)やファビアン・カンチェララ(トレック・ファクトリーレーシング)らのアシスト勢が主導権を握る中、BMCの選手らが積極的に先頭に出始める。
 
ラスト200mを左にカーブし、緩やかな登りに入り、先頭に出たのは5選手。その中にはフィリッポ・ボッツァート(ランプレ)、カンチェララ、サガンも含まれていたが、最終的にフレフ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム)がゴールスプリントを制した。

第3ステージを70位で終えた新城は「ピエールを無事に先頭集団にゴールさせることが今日の目的だったから、皆、そのためだけに走ったので、ピエールが57位で集団ゴールしたことにより、今日の目的はしっかりと達成したといえる。

明日は長いステージなのでチームの誰かが逃げに乗る指示が出るだろう。それが自分だったら良いけど。逃げに乗って少し追い込みたい気分です(笑)」と語った。

第4ステージは、序盤から標高500mの山岳ポイントが点々とあらわれ、中盤に標高900mの山岳が一つ。さらにゴールも500mほどの山岳ポイントを2周し、下ってゴールする226kmのレースとなる。


第4ステージコースプロフィール

◆ティレーノ・アドリアティコ公式ページ

(記事:TeamEuropcar  Miwa IIJIMA)

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