【Pick Up】チームの強い絆を映し出した「トレックファクトリーレーシング」チーム紹介ムービー

編集部がお薦めする一押し自転車動画。今回は、UCIプロチーム「トレックファクトリーレーシング」のチーム紹介映像「Trek Stories: Introducing Trek Factory Racing」です!

昨年までUCIプロチームとして活動していた「レディオシャック・レオパード」のライセンスを引き継ぐ形で、2014シーズンからトレック・バイシクル・コーポレーションがメーンスポンサーとなって生まれた「トレックファクトリーレーシング」。

ファビアン・カンチェラーラや、シュレク兄弟といったスター選手達に加え、我らが別府史之選手も加入し、今年の活躍が本当に楽しみなチームの一つです。

そんなチームの魅力が詰まった映像が今回紹介する作品。チームの顔であるカンチェラーラやシュレク兄弟を差し置いて、冒頭のインタビューを務めるのは、今年43歳を迎えるベテラン、イェンス・フォイクトさん。重みのある言葉一つ一つが、チームにとって欠かせない人物だということが伺えます。

その中で、最も印象的なフレーズが「仲間のためなら喜んで死ねる」という言葉。チームスポーツであるロードレースならではの人間臭さが滲み出た、まさに真骨頂とも言える言葉ではないでしょうか。

チームの勝利のためなら、自らを犠牲にする。そんな覚悟をもったプロフェッショナルたちの言葉は、観ていて清々しい思いにさせてくれます。

そんな中、ファビアン・カンチェラーラは、「チームは選手だけでは無く、チームのスタッフ、開発者、そしてトレックのバイクを買ったファンもその一員」だといいます。

これが強烈!一気にファンの心を鷲掴み。トレックファミリーの中に入りたい、そんな欲求をかきたてられます。

まさに動画のチカラですよね。選手たちの内面を映し出し、ナマの声を届けることで、自然とファンはチームや選手に愛着が湧いてくる感覚を覚えるのではないでしょうか。

高速で駆け抜け、ヘルメットやサングラスに身を包んだ自転車選手は、他のスポーツに比べ、表情が見えにくく、時に人間味を感じさせないこともあります。

だからこそ、自転車選手たちの人間臭さを映し出した映像がもっと世に出てもいいのかもしれません。勝利を求めて戦う自転車選手たちの素晴らしさを知ってもらい、より深い愛着をもってもらうことで、より多くのファン獲得につながるのではないでしょうか?

今回のトレックのチーム紹介映像はそんな動画の可能性を改めて感じさせてくれる作品でした。

ともあれ、こんな豪華なメンバーの中に別府選手がいることが誇らしいですし、愛着をもてる要因は、その部分が大きいかもしれません。となると、やはり日本人選手の活躍なくして、国内の自転車界の発展なし。そのためにも、素晴らしい選手たちをもっと紹介することで、自転車ファンが増えていくことを願います。

◆Trek Factory Racingのホームページはこちら

◆トレック・ジャパンのホームページはこちら

◆別府史之選手のオフィシャルHPはこちら

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