東京・表参道でバイクシェアシステムが稼働
技術系ベンチャーのデプト(東京都千代田区、代表取締役・上野崇)が28日、東京都渋谷区表参道周辺に自転車共有システム「cogicogi(コギコギ)」のサービスを始めた。cogicogiは、ヨーロッパで都市型の交通体系としてすでに定着している公共自転車のシステムにならったもの。日本国内でも今年3月に事業を開始した富山市の「シクロシティ富山」や、名古屋市の社会実験「名チャリ」など、徐々に導入が進んでいる。今回デプトが導入した自転車は、ヤマハ発動機製電動アシスト自転車で、欧州諸都市に比べ多いとされる都内の坂道も楽に走行できる。28日現在の貸し出し拠点は表参道から半径3キロ圏内計7ヵ所にとどまるが、来年3月までにこれを40ヵ所、車両台数500台に増やす計画だという。
初回登録料は700円、月会費は300円。利用開始から30分は無料で、以降1時間毎に100円が課金される。支払いはすべてクレジットカードでの清算となるが、超過時間分で徴収された利益の50%は社会貢献活動に寄付されるという。なお会員証として発行される「cogicogiカード」には、「FeliCaポケット」の機能が搭載され、提携企業・店舗での割引やポイント付与のサービスなどが受けられる。