6月12日からオランダ・パペンダルでBMXレーシングのワールドカップ第3戦、第4戦が開催。イギリスグラスゴーで行われた第２戦でU23カテゴリー銅メダルを獲得した丹野夏波（早稲田大学）が、今回も安定の走りをみせて２連戦共に決勝進出。第3戦が８位、第４戦を６位でレースを終え、U23カテゴリーのシリーズランキングは５位となった。

3戦連続で決勝進出を決めた丹野 ©JCF

スコットランド・グラスゴーで開催されたワールドカップ開幕戦後オランダに移動して調整を進めてきたBMXレーシング日本代表チーム。

女子エリートの畠山紗英は第2戦の決勝での転倒により足首を骨折し不参加。

また男子U23の中井飛馬も、前週のヨーロピアンカップでの転倒により大会参戦を見送る形となり、男子1名、女子3名で挑むこととなった。

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■W杯第3戦 Under23男子
第1-2戦を大幅に上回る119名が参戦したU23カテゴリー。日本からは増田優一が参戦し、予選ではレースをリードする場面も見られたが、1/16決勝であとひとつ届かず、最終順位48位となった。

【第３戦 男子U23リザルト】
優勝:GAROYAN Leo (フランス)
2位:GOBERT Dylan (フランス)
3位:DYHRE Magnus (デンマーク)
48位:増田優一(大阪体育大学)

増田優一（#549） ©JCF

■W杯第3戦 Under23女子
18カ国から41名、最多参加人数となったU23女子。前回第2戦で表彰台に登っている丹野夏波と、第 1戦で決勝へ進出した籔田寿衣は予選から同じ組でスタートした。

予選では籔田が丹野抑えて1位でフィニッシュし全体8位で準々決勝へ。丹野は全体11番で予選を通過した。

籔田は準々決勝でスタートミスが響き敗退。丹野は厳しい場面もあったが決勝まで勝ち上がり、決勝では好スタートをきり先頭集団に入るも、最終コーナーで抜かれてしまい行き場を失う形となり8位でレースを終えた。

【第３戦 女子U23リザルト】
優勝:BURFORD Thalya (スイス)
2位:SØRENSEN Malene(デンマーク)
3位:SIMPSON Molly(カナダ)
8位:丹野夏波(早稲田大学)
17位:籔田寿衣(大阪体育大学)
37位:西村寧々花(GAN Trigger)

準々決勝敗退の薮田 ©JCF

第2戦に続いてメダル獲得を狙った丹野 ©JCF

■第3戦ハイライト

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■W杯第4戦 Under23男子
前日同様に今大会でも最多参加人数となった男子U23カテゴリー。

増田優一は予選で転倒するも、敗者復活戦で通過圏内の2位を死守し、1/16決勝へ進出した。

1/16決勝では後方から追い上げる展開となったが、前方でクラッシュした選手の自転車を避けきれず失速。第3戦に続き1/8決勝へ進むことができなかった。

決勝ではフランス勢が1-4位まで表彰台を独占し前日に続き強さを見せつけた。

【第4戦 男子U23リザルト】
優勝:GAROYAN Leo (フランス)
2位:GOBERT Dylan (フランス)
3位:GEISSE Pierre (フランス)
59位:増田優一(大阪体育大学)

1/16決勝敗退となった増田 ©JCF

■W杯第4戦 Under23女子
予選通過を果たした籔田寿衣は準々決勝で4位を走るも最終コーナーでかわされてしまい準決勝進出を逃した。

丹野夏波は準々決勝で2位、準決勝を4位で終え、3大会連続の決勝進出を決めた。

決勝では全体でも一番良い反応でスタートするも、第1コーナーまでに前に出きることができず中団からレースを追う展開に。

最終コーナーで前の選手を抜きにかかるも届かず、最終的に6位でフィニッシュした。

また、ジュニアカテゴリーの年齢だが、混走のためU23カテゴリーに挑戦している西村寧々花は、2大会ともに 予選通過には届かなかった。

丹野夏波 ©JCF

▷丹野夏波 コメント
今日の決勝では、結果的には悔しい展開になったけど、スタートが強い選手が多く残っている中、スタートヒル中盤までは先頭で出ることができ、その点には満足している。

4戦を終えて、第1戦の転倒を除いてはすべて決勝に残ることができ、7月末にひかえる世界選手権大会に向けて決勝進出の自信はついたので、残り1ヶ月半で修正し、トップを狙える状態に持っていきたいです。

【第4戦 女子U23リザルト】
優勝:SIMPSON Molly(カナダ)
2位:BURFORD Thalya (スイス)
3位:SØRENSEN Malene(デンマーク)
6位:丹野夏波(早稲田大学)
22位:籔田寿衣(大阪体育大学)
32位:西村寧々花(GAN Trigger)

■第４戦ハイライト

情報・写真提供：JCF日本自転車競技連盟