アジア王者吉村が豪代表の榊原を制し優勝 2017ひたちなかBMX国際
11月19日、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、BMXレースの国際大会「2017ひたちなかBMX国際」が行われ、男子エリートは、吉村樹希敢(大阪府/GAN TRIGGER)が優勝。女子エリートは瀬古遥加(三重県/IRC TIRE)、男子ジュニアは中井飛馬(新潟県/DAYLIGHT CYCLES)、女子ジュニアは榊原爽(オーストラリア/Sakakibara)が優勝した。
エリート男子優勝の吉村樹希敢(photo:JCF)
「2017ひたちなかBMX国際」は、国内では唯一のUCI公認の国際大会で、日本を含む9カ国の選手がエントリーした。男子エリートにはイギリス人の父と日本人の母を持つオーストラリア人レーサー、榊原魁(Kai Sakakibara)が出場。幼少の頃は日本で生活しレースに出場していた榊原はその後オーストラリアに移住。現在はオーストラリア代表として世界大会で活躍し、東京五輪出場を目指している。
◇動画:Kai Sakakibara Professional BMX Athlete
そんな顔なじみの他国のライバルを日本勢が迎え撃つ形となったエリート男子。今年のアジア王者、吉村樹希敢が好スタートをみせると、一番イン側スタートの榊原の前にでて先頭で第1バームをクリア。そして、その後の追撃を退けた吉村が逃げ切り優勝を果たした。
◇動画:男子エリート決勝(Filmed by SYSTEMATICb BMX)
<2017ひたちなかBMX国際 主なリザルト>
【男子エリート結果】
優勝 吉村樹希敢(大阪/GAN TRIGGER)
2位 SAKAKIBARA.Kai(オーストラリア/Sakakibara)
3位 山口大地(新潟/早稲田大学)
男子エリート表彰式(photo:JCF)
【女子エリート結果】
優勝 瀬古遥加(三重/IRC TIRE)
2位 KITWANITSATHIAN.Chutikan(タイ)
3位 SAETAE.Waranya(タイ)
女子エリート表彰式(photo:JCF)
【男子ジュニア結果】
優勝 中井飛馬(新潟/DAYLIGHT Cycles)
2位 島田遼(広島/GAN TRIGGER)
3位 SUKPRASERT.Komet(タイ)
男子ジュニアは世界選ジュニア4位の中井が予選から全て1位で優勝。予選では、アジア選手権2位のタイのコメットにぴったりマークされるなど、アジアのレベルがあがってきていることを感じさせるレースとなった。(photo:JCF)
男子ジュニア表彰式(photo:JCF)
【女子ジュニア結果】
優勝 SAKAKIBARA.Saya(オーストラリア/Sakakibara)
2位 畠山紗英(神奈川/白鵬女子高校)
3位 丹野夏波(神奈川/白鵬女子高校)
女子ジュニアは、榊原魁の妹、世界選ジュニア2位の榊原爽が優勝。幼少からのライバル畠山紗英との接戦を制した。
女子エリート表彰式(photo:JCF)