メダル5つ獲得! トラックネーションズカップ ハイライト動画まとめ

Posted on: 2025.04.05

3月14日〜16日の3日間、トルコで開催されたUCIトラックネーションズカップ。例年、全3戦のシリーズ戦で行われる世界最高峰のシリーズ戦だが、今年は1戦のみ。数少ないハイレベルなレースとあって世界の強豪選手たちが集結し、ロス五輪へ新たな一歩を踏む大会となった。

そうした中、日本は銀メダル1つ。銅メダル4つの合計5つのメダルを獲得。
メダル獲得者は下記の通り。

■男子チームスプリント:日本(長迫吉拓/太田海也/小原佑太)銀メダル
■男子ケイリン:中野慎詞(チーム楽天Kドリームス/JPCU岩手)銅メダル
■女子ケイリン:佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス/JPCU神奈川)銅メダル
■女子エリミネーション:池田瑞紀(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)銅メダル
■男子オムニアム:窪木 一茂(Aisan Racing Team/JPCU福島)銅メダル

メダルを獲得したレースのハイライト動画が自転車競技情報サイト「More CADENCE/モアケイデンス」のYoutubeチャンネルにアップされている。ここでは、それらの動画をまとめてピックアップしていく。

①日本 銀メダル獲得:男子チームスプリント

パリ五輪と同じメンバー(長迫吉拓/太田海也/小原佑太)で戦った男子チームスプリントは、1回戦で日本記録・アジア記録を更新する42秒007をマーク。イギリスとの対戦となった決勝では、惜しくも先着を許し銀メダルとなったが、日本が世界トップレベルのスピードを持つことを証明した。

②中野慎詞 銅メダル獲得:男子ケイリン

現世界王者、山﨑賢人が準決勝で敗退し、メダルを託された日本のエース中野慎詞。決勝は他国の積極的な仕掛けに対応が遅れ後手に回る形となったが、フィニッシュ前に追いこんで銅メダル獲得。金だけを求めて戦っていた中野にとっては、悔しい銅メダルとなった。

③佐藤水菜 銅メダル獲得:女子ケイリン

現世界王者だけが着用することが許されるアルカンシェルジャージを身にまとい挑んだ、佐藤水菜。1回戦、準決勝ではともに1着通過し存在感をみせて挑んだ決勝戦。積極策に出たフランスのM.グロを追いかける形となった佐藤は、懸命に追い込んだが1歩届かず3着。銅メダルを獲得。アジア選手権ではメダルを逃した佐藤だが、再びケイリンでトップを狙えるイメージを持つことができる大会となった。

④窪木一茂 銅メダル獲得:男子オムニアム

各国若手主体のチーム編成で挑む中、35歳のベテラン窪木一茂が存在感を見せつけた。初日のチームパシュートで落車した橋本英也が鎖骨骨折で出場がキャンセルとなったため急遽出場となった窪木。それでも、第一種目のスクラッチで2着に入り、その後も上位につけ最終的に3位でフィニッシュ。表彰台には18歳の選手もあがる中、約2倍の年齢のベテランの心に火をつけることとなった。

⑤池田 瑞紀 銅メダル獲得:女子エリミネーション

2月に行われたアジア選手権でオムニアムに出場した池田は、第3種目のエリミネーションで痛恨のミスをしてしまい、レース序盤で除外となり金メダルを逃した。そのミスを繰り返さないことを誓って挑んだ今大会。序盤から積極的に集団前方を位置取りして周回をこなしていった池田は、メダルのかかった残り4人の攻防で渾身のアタック。メダルを確定させた池田は、その後、力つきたものの銅メダルを獲得。しっかりと成長を印象付けた意義のあるメダルとなったに違いない。

NEW ENTRY