BMX長迫吉拓がヨーロピアンカップで今シーズン初の表彰台!

Posted on: 2015.06.07

6月5日から2日間、デンマークで開催されたヨーロッパ選手権第5戦、第6戦に日本から長迫吉拓(TEAM HARO/21歳)が参戦し、初日の第5戦は準決勝で敗退したものの、翌6日に行われた第6戦では決勝に勝ち上がり2位、表彰台にあがった。長迫は、2月に肩の手術を行いシーズンインが遅れていたが、そのブランクを取り戻し、今シーズン初の表彰台にあがった。

長迫は、今年2月、肩の脱臼癖を治療するために手術を決意しシーズンインが遅れ、先月行われたワールドカップ第2戦がシーズン初戦となった。そして、今回、ヨーロピアンシリーズへの復帰戦を迎えた。

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ヨーロピアンカップ初日の第5戦は、上位4名が決勝へ進出可能な準決勝で6位となり敗退。翌日の第6戦は、プロセクションが使用できないほどの強風の中で開催された。

復帰後の練習も充実し、気持ちの面でも安定してきた長迫は、準決勝をトップ通過し、自信を取り戻して決勝へ進出を果たした。

決勝では長迫は2コースを選択。隣の1コース(インコース)には先月のワールドカップシリーズ第2戦の覇者であるニーク・キンマンがゲートインした。

スタートで出遅れる形となった長迫だったが、直後にラインを変更し、第1コーナーをニーク・キンマンに続く2位で立ち上がった。

その後もポジションをキープし2位でゴール。今シーズン初の表彰台にあがった。同時にオリンピックランキングを決める、UCIポイントを45点加算した。

昨年、このヨーロッパでのシリーズ戦で、3度も表彰台にあがる活躍を見せた長迫は、術後の影響も感じさせない走りで、昨年の位置へと戻ってきた。

長迫の次の目標は、7月に開催される世界選手権大会。2年ぶりの決勝進出へ向けて、完全復帰が期待される。

以下、長迫のコメント
「活動拠点であるスイスへ戻り1ヶ月半が経過しました。ライディングを含めたトレーニングも順調に進み、感覚も術前に近い状態へ戻ってきました。

決勝でのスタートミスは悔しいですが、週末を通して自分の走りに満足しています。決勝進出そして2位入賞は確実な自信へとながり、7月開催の世界選手権へ向けて調整を行なっていきますので、今シーズンも応援宜しくお願い致します」

(情報・写真提供:SYSTEMATIC BMX)

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