第98回ジロ・デ・イタリア開幕。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザの初挑戦もスタート
5月9日、第98回目となるジロ・デ・イタリアがリグーリア州のサンロレンツォアルマーレで開幕した。第1ステージはサンロレンツォアルマーレからサンレモまで、17.6kmのチームタイムトライアル。初出場のNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザは、トップから57秒差の20位でゴールした。
第1ステージのスタートシーン。3週間の長い戦いがここから始まる
今回、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザは、将来を期待される若手選手が半数を占めるチーム編成となっており、グランツール初出場となる選手も多いため、緊張感をもったスタートとなった。しかし、チームキャプテンのダミアーノ・クネゴ(イタリア)を中心に、チームの雰囲気は良く、明日からの本格的なステージレースに期待がかかる。
日本人選手の石橋学は現在22歳で、これまでグランツールに出場した日本人選手では最年少。また石橋と同い年のルーマニア人、エドワード・グロスは、ルーマニア人として初めてジロ・デ・イタリアに挑む。(アンドローニジョカトリのトヴェトコフ選手と同時初出場)。
石橋学のコメント
「今日は、作戦どおりに走ることができました。チームからの指示は、終盤まで後ろで控え、最後に力を使い切って離脱するというもの。初めてのグランツールで、やはりその華やかさに驚き、スタート前は緊張しました。でもスタートしたら、いつもどおり。始まるまでが緊張のピークだったと思います。レースは無事にスタートを切ったので、残り20ステージと長いですが、いつもどおりに頑張って走りたいと思います」

大会前日、サンレモのカジノで開催されたチームプレゼンテーション
(情報・写真提供:NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ)