UAEで初開催となったドバイツアー 宮澤崇史が最終ステージで8位
中東、アラブ首長国連邦(UAE)で初開催となったドバイツアー(UCI2.1)は、2月8日に最終第4ステージが行なわれ、マルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)がスプリントを制し、ステージ3連勝を飾った。また、個人総合優勝は、タイラー・フィニー(BMCレーシング)が手にした。ヴィーニファンティーニ・NIPPOの宮澤崇史が第4ステージで8位に入った。
ヴィーニファンティーニ・NIPPOから宮澤崇史と石橋学が出場した
2月5日に開幕したドバイツアー(UCIアジアツアー2.1)。最終第4ステージは、ドバイからブルジュハリファまで、123kmの平坦ステージとして開催された。ピエールパオロ・デネグリが3選手の逃げに乗ったが、ゴール前15km地点で集団に吸収されると、集団スプリントの展開に。
高速での集団スプリントを制したのはマルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)。そして宮澤崇史が、世界のトップスプリンターたちに果敢に挑み、ステージ8位でゴールした。
また、今大会、好調な仕上がりをみせた南アフリカ人選手のウィリー・シミット(ヴィーニファンティーニ・NIPPO)は、中間スプリント賞を守り切り、黒色のリーダージャージを獲得した。
■宮澤崇史のコメント
「チームの目標はウィリーのジャージを守る事と、ステージ優勝。逃げにはチームからデネーグリが入り、チームとしては良い動きになった。ジャージを確定させ、ゴールへ集中する。
残り2kmまでチームのトレインは崩れる事無く進み、集団から出来る事が出来ないと判断して自分1人で前へあがり残り1km。ジャイアントシマノのトレインは速く、スプリントは1列棒状に。キッテルのスプリント力の強さの前に他の選手はなす術無いレースとなった。
今日のステージは8位。体調、身体の動きも日々よくなっているので、寒いイタリアに帰って崩さないよう気をつけ次のレースを迎えたい。」
■シミットのコメント
「このジャージをどうしても持って帰りたいと思っていた。チームのスポンサーや、私にトップクラスの選手と戦うチャンスをくれたマネージメントスタッフに献呈できることを嬉しく思う。チームメイトやジュリアーニ監督に感謝している」
次戦は、2月21日のトロフェオ・ライグエリア(イタリア、UCIヨーロッパツアー1.1)そして、23日GPイゾラ・ブタンピリン(スロベニア、UCIヨーロッパツアー1.2)の予定だ。
(記事・写真提供:ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ)
【ドバイツアー第4ステージスプリント映像】
映像:CyclingHub