BMX W杯第3戦、長迫は38位。日本は国別ランキングを14位に下げる

Posted on: 2015.08.18

8月16日、2015UCIワールドカップ第3戦スウェーデン大会のメインレースが行われ、男子は2013年の世界チャンピオン、リアム・フィリップス(イギリス)が、女子はアリス・ポスト(アメリカ)が優勝した。日本からは、長迫吉拓と松下巽が出場し、松下は予選敗退。長迫は1/8決勝で敗退した。


1/8決勝、5位で敗退の長迫(photo:Craig Dutton)

ワールドカップ第3戦の舞台となったのは初開催の地、スウェーデン。日本からは長迫吉拓、松下巽が参戦した。記録的とも言える強風の中で公式練習が行われ、スケジュールが大幅に変更。

女子クラスでは予選がキャンセル。男子予選レースも遅延が続き、最終的に3ヒート合計から2ヒート合計で勝敗を決する形式に変更され、レースがスタートした。

長迫は2ヒートともに3位でまとめ、翌日の1/8決勝へ進んだが、松下はテクニカルなコースに阻まれ、総合102位でレースを終えた。

レース最終日、16日に行われた1/8決勝に挑んだ長迫だったが、3ヒートを5位・7位・3位と、結果をまとめることができず、1/8決勝、5位で敗退し、総合38位でレースを終えた。

準決勝や決勝へ進むテクニックはあるものの、アタックのポイントやセーブするポイントなど、レースを総合的に組み立てる戦略の修正が課題となった。

次回ワールドカップ第4戦のアルゼンチン大会には長迫吉拓のみが参戦となる。オリンピック選考枠獲得に向けた国別ランキングも男子は14位へと下がり、1人枠獲得可能なボーダーライン上に立つこととなった。

リオデジャネイロオリンピックまで1年を切り、2015年ワールドカップシリーズも後半戦に突入する中、結果に繋がるフィードバックの必要性が求められている。


日本代表の頭脳。コーチとしての手腕が期待される三瓶将廣(photo:Craig Dutton)

■長迫吉拓コメント
「先月での世界選手権では転倒により不本意な結果に終わりました。今大会では練習から思い通りの走りをできていたので自信を持ってレースへ臨めましたが、目先のポイントだけ考えラインを切り替えるなどし、後半で抜かれるミスが目立ってしまいました。次回アルゼンチンのコースも似ているので、しっかり修正して再び決勝のスタートに立ちたい思います。日本からたくさんの応援ありがとうございました。」

■松下巽コメント
「不調が続いている今シーズンですが、今回も結果には繋がらず、レベルの差が痛感する大会となりました。残り少ない時間ですが、全てをリセットし新しい環境で後半戦に挑戦したいと考えています。」

情報提供:SYSTEMATIC BMX
photo by Craig Dutton

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