2013年末から毎年恒例のタイ北部での合宿に入り年明けを迎えた、ロードレース現日本チャンピオン新城幸也（ヨーロッパカー）の今シーズン初戦が決定。オーストラリアのアデレードを中心に行われる世界最高峰カテゴリーのステージレース、ツアー・ダウンアンダー(UCIワールドツアー)へのメンバー入りがチームから発表され、１月19日に新城の長いシーズンが幕を開ける。

タイ北部の山岳地帯で走りこむ新城　（photo Miwa IIJIMA）

タイで合宿を始めておよそ２週間。例年より早い開幕を告げられた新城は、万全な仕上がりではないものの11日に日本に帰国し、13日に成田からアデレードに出発。ダウンアンダー終了後はチームとともにフランスへ戻るというスケジュールになっている。

初戦に向けて新城は「正直まだ乗り込みが必要な時期なので、どのくらいのコンディションで臨めるかはわかりませんが、トマ・ヴォクレールたちと一緒にチームとしてワールドツアー初戦で見せ場を作りたいですね!暑い場所でのレースですので、ある程度は身体も動くと思うし、新しいマシン、新しいウエアーで初戦を楽しみながら、苦しんできます（笑）　今シーズンも応援よろしくお願いします!!」と語った。

UCIワールドツアーとは、ツール・ド・フランスやクラシックレースを含む年間のシリーズ戦で、UCIプロチームはすべてのレースへの出場権利を手にすることができる。新城の所属するヨーロッパカーは、今年５年ぶりにワールドツアーのライセンスを取得したことで、ビッグレースへの参戦が目白押しとなる。

強行スケジュールともいえる日程の中で始まる新城幸也の2014年シーズンだが、日の丸を背負った彼の走りに例年以上の注目が集まる。

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