自転車BMXレース、年間チャンピオン三瓶将廣「来期からは育成に力を入れたい」

Posted on: 2013.11.28

11月17日、日本サイクルスポーツセンター(静岡県)で行なわれた伊豆BMX国際で2013年の国内シリーズランキングが確定し、チャンピオンシップレベルは男子が三瓶将廣(システマティック BMX)、女子は瀬古遥加(Groovy factory)が 1 位となった。


写真左:男子エリート&ジュニア 1 位の三瓶将廣
写真右:男子エリート&ジュニアの上位 3 選手(左より、吉村樹希敢、三瓶将廣、草間亮介)

ジャパンシリーズの最終戦と併催となった伊豆BMX国際。大会終了後には男子エリートクラス及びジュニアクラスの年間ランキングの表彰式が行われ、1 位の三瓶が表彰台の真ん中で心境を語った。

「今期は国内を中心に活動して念願のランキングトップでシーズンを終了することができてとてもうれしい。これをひとつの区切りとして来期からは、次世代を担うユースの育成にさらに力を入れていきたい。」

昨年、ロンドンオリンピック出場をあと一歩のとことで逃した三瓶将廣。2013年に入り、レース活動を行う傍らで「社団法人SYSTEMATIC BMX」を設立し若手育成にも力を注いできた。

誰一人オリンピックに出場できなかった日本のBMX業界の現況を危惧し、今シーズンは「ライダー業」と「裏方業」という2足の草鞋を履いてきた。

シーズン中「このような状況でも、これまでの経験を活かして効率よい練習方法を実践すれば、勝てることを証明したい。そして他のライダー達に大きな刺激を与えていきたい。」と意気込みを語っていた三瓶は、シリーズ最終戦で年間チャンピオンを確定させ、有限実行を貫いた。

そして、三瓶は今期を1つの区切りとして来期から若手育成の活動にさらに力を注いでいくこととなる。2016年のリオデジャネイロ五輪まで3年をきった今、国をあげた強化策が必要とされる。そうした中、これまで身をもってその必要性を感じてきた1人のライダーが大きな決断にふみきろうとしている。

■JBMX年間ランキング
【男子チャンピオンシップクラス】
1位 三瓶将廣 679 pts.
2位 吉村樹希敢 550 pts.
3位 草間亮介 549 pts.
4位 吉井康平 520 pts.
5位 松下巽 516 pts.

【女子チャンピオンシップクラス】
1位 瀬古遥加 360pts.
2位 朝比奈綾香 320pts.
3位 宇都宮真央 250pts.
4位 山野本悠理 230pts.
5位 飯端美樹 130pts.

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