TOJ第2ステージ 韓国のパクが混戦のスプリントを制す

Posted on: 2013.05.23

5月21日、第16回ツアーオブジャパンの舞台は岐阜県美濃市。うだつのあがる、昔ながらの日本家屋が立ち並ぶ、街の中心地からのスタートとなった第2ステージ。いよいよ本格的なロードレースが始まることとなった。

コースは21.3kmのコースを7周回。パレード走行をいれて、およそ160km。全ステージのなかで最も長いコースとなった。全体的にフラットな部分が多く設定してあり、逃げが決まりやすいコースでもある。

そうした中、序盤で2人のアジア人ライダーが逃げを決める。メイングループとのタイム差は、最大で10分近くまで広がることとなった。そんなタイム差をメイングループ内でコントロールするのは、前日のタイムトライアルを制した西谷泰治率いる愛三工業レーシングチーム。

しかし、そのリーダーチームに悪夢が襲う。キャプテン綾部勇成が落車でリタイヤ。続いて盛一大といったスプリンターたちも遅れをとってしまう。

6周目、メイングループは先頭の選手を吸収し、ゴールスプリントへむけたカウントダウンを始める。各チームがステージ優勝狙いに照準をあわせ、スプリンターへの援護体制にはいる。熾烈なポジション争いが繰り広げられる中、残り1kmで飛び出したのは、韓国人スプリンター、パク・ソンビャクだった。

過去、浅田顕氏が監督を務めていた梅丹本舗にも所属していたこともあり、およそ3年ぶりの日本での凱旋勝利となった。この結果、総合トップはパク・ソンビャクが獲得することとなった。

ツアーオブジャパン第2ステージ結果
1位 パク・ソンビャク(KSP)
2位 M.メルロー (VIN)+0秒
3位 M.リケーゼ (LAM)+0秒
4位 W.ウォーカー (DPC) +0秒
5位 A.パリー二  (LAM) +0秒 

ツアーオブジャパン総合順位(暫定)
1位 パク・ソンビャク(KSP)
2位 M.リケーゼ (LAM)+2秒
3位 西谷泰治 (AIS)+2秒
4位 A.パリー二  (LAM) +0秒 
5位 ソ・ジョンヤン (KSP) +9秒

【ツアーオブジャパン第2ステージダイジェスト映像】

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