トラックW杯第4戦マンチェスター 男子ケイリン結果出せず

Posted on: 2011.02.21

 イギリス・マンチェスターのナショナルサイクリングセンターで開催中のトラックワールドカップ第4戦は19日、大会2日目を迎えた。トラックレースは同国で絶大な人気を集めている。テレビ中継のアナウンスとともに、会場は訪れた観客の歓声に沸く。この日行われた男子ケイリンには、W杯第3戦で銅メダルを獲得し、アジア選手権で優勝を果たしたチームシクロチャンネルの浅井康太と、ロンドン五輪出場に意欲を燃やす渡邉一成が出場。

男子ケイリンの1回戦で1着を逃した浅井と渡邉はそれぞれ敗者復活戦へ。そこで力走を見せた両者は、1着で無事2回戦進出を決めた。上位3着までが決勝へと進める2回戦。1組目の浅井はスタート後2番手の位置へ。残り2周半のペーサー退避とともに上昇したドーキンス(ニュージーランド)とアワン(YSD-マレーシア)に遅れをとり、浅井は最後尾の6番手に。そのまま最終周回を迎え、結果4着となった。2組目に出場の渡邉は、ホイ(SKY-イギリス)、ボジェ(フランス)らスプリント世界チャンピオンたちとの対戦。残り2周で5番手から踏み込んだ渡邉だったが、同時に仕掛けた世界トップ選手たちのスピードに合わせきれず、1番手のホイに大きく差をつけられ6着。日本勢は上位入賞することができなかった。

男子ケイリン決勝には、ホイ(SKY-イギリス)、アワン(YSD-マレーシア)ら強豪選手が顔を揃えた。会場の声援を一身に浴びるイギリスのホイは、残り1周で勝負をかけ、3番手からまくり上げて優勝。王者の貫禄を見せつけた。

<男子ケイリン結果>
1位 C.ホイ(SKY-イギリス)
2位 J.ニブレット(JAY-オーストラリア)
3位 A.アワン(YSD-マレーシア)
11位 渡邉一成(日本)
12位 浅井康太(CCT-日本)

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