MTBダウンヒル清水一輝が悲願のアジア制覇
タイで行われた2016アジア選手権は8日、大会最終日にダウンヒル決勝が行われ、清水一輝が優勝。2012年にアジアを制して以降、3年連続で2位に泣いた日本の若きエースが悲願のアジアタイトル奪取に成功し、タイの空に日の丸を掲げた。
Kazuki's winning run
Patrol Mountain FJC Downhill Teamさんの投稿 2016年5月8日
以下、JCFより発表された鈴木雷太監督のレポートの抜粋
コースは岩がむき出しの前半に、急こう配の中盤、最後はグランドに土が盛られた連続のジャンプセクションがあり、グランドを熱風が吹き抜け、横風がジャンプに影響するアジア選手権では比較的難しいコース設定。
日本勢は女子に中川弘佳がスタート。前日の試走においてジャンプでクラッシュしてしまい、首にダメージが残る中でのレースとなったが、最後まで攻め続け4位でゴール。
男子。井本はじめはミスもあり4位。永田は攻めた走りだったが、十分な走り込みを行ったであろうタイの選手に僅差で3位。一昨年と昨年と2位だった清水は集中力を切らさず走り切り、アジアチャンピオンに輝いた。
自国開催となったタイチームは暑さとコースでの事前トレーニングなどアドバンテージはあっただろうが、近年勢いに乗ってきているので、スキルなどのアドバンテージよりも、全体でのレベルアップを感じた。日本においてもナショナルチームとして特にジュニアと女子の強化を行う必要性を感じる大会でもあった。日本からたくさんの熱いご声援ありがとうございました。(監督 鈴木雷太)
【2016アジア選手権・ダウンヒル日本代表結果】
優勝 清水一輝
3位 永田隼也 +1”418
4位 井本はじめ +2”048