ツール・ド・フランス第８ステージ。新城は自主合宿で試走した超級山岳パイエール峠を勝負どころと考え、チームのエースであるピエール・ローランを登り口までリードし、集団前方まで引き上げるために動いた。アシストとしての仕事を終えた新城は、登りで遅れていた集団と合流し、余裕のあるペースで峠を越え、ステージ143位、総合75位でレースを終えた。

超級山岳をこなす新城 （photo Miwa IIJIMA）

レース後の新城は「とにかく、ピエールのアシストに徹することが仕事。ピエールは、いつもありがとうって言ってくれたし、試走したかいがあったと思う。アシストの仕事を終えた後、今日の自分たちが登っていたペースの集団にいれば、消耗することなく峠を越えられる。特に疲労感もないし、まだまた働けるっ。てことかな」とコメントを残した。

明日の第9ステージも新城がすべての峠を試走しているコース。チーム内でベテランとしての働きと、新城自身のチャレンジに期待したいところだ。