ツール第1ステージ 波乱のレースを無難にこなした新城幸也「今までの中で一番楽な第1ステージ」

Posted on: 2013.07.01

ツール・ド・フランスの第1ステージのスタート地、グランデパールに日本チャンピオンジャージ姿で登場した新城幸也(チームヨーロッパカー)。ヘルメットをはじめ、すべてが新城のために作られたスペシャルモデルに身を包み、誇らしげにスタートサイン台に上がり、観客から大きな歓声を浴びた。

レースは、チームメイトが序盤の5選手の逃げグループにチームメイトが入っていたため、ピエールをケアしながら集団の中ほどで落ち着いてレースを進める。終盤には至る所で落車が発生。有力選手たちが巻き込まれ集団は分断。チームヨーロッパカーの選手は落車をまぬがれたが、後方に取り残され新城はゴールスプリントには参加出来ず99位で、第1ステージを終えた。

レース後、新城は「今までのツールの中で一番ゆるい楽な第1ステージたったよ。プロトンの中でいろんな選手がこのジャージを『良いね』『かっこいいね!』と声をかけてくれて、日本チャンピオンとしてツールを走ってるんだっていう実感が湧いた。とにかく落車しないで良かった。このウエアーはまだ1枚しかないからね(笑)」とジョークを交えてインタビューに応えるゆとりを見せた。

第2ステージはカテゴリー3、2と山岳があるが、ある意味新城の得意なコースレイアウト
「まだまだ先は長いから、焦らずにね」という新城だが、そのことばの裏には自分自身狙えるコースであるという、静かな闘志を感じさせた


チャンピオンジャージで臨んだ第1ステージ (photo Miwa IIJIMA)

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