【Pick Up】3度目の五輪に挑む長迫吉拓が自身で描いたVlogドキュメンタリー「One Last Time」
BMXレーサーとしてリオと東京、2度のオリンピックに出場した長迫吉拓。トラック競技への転向を決断し、3大会連続のオリンピック出場を果たした。現役最後のオリンピックと決めて挑むパリ五輪を前に、ここまで自身で撮りだめてきたVlog映像を公開している。
長迫が出場する種目は、3人で先頭交代してタイムを競う「チームスプリント」。その第1走は、爆発的なスタートダッシュが必要とされ、BMXレーシングで培ってきたスタートダッシュを活かして、絶対的地位を築いていった。
2度のオリンピックでメダルが手に届かなかった経験から「オリンピックは結果を出す場所」と心に刻んだ長迫。出場するだけではなくメダルの可能性を探る中、トラック競技への転身を決意していく。
そして、成長著しい太田海也、小原佑太という最強の若手選手たちを率い、着実に世界でメダルが狙える位置まで押し上げてきた。
2023年には42“742を出して日本記録を更新。2024年のネーションズカップでは2戦連続の銀メダルを獲得し、五輪でのメダル可能性をしっかりと示し日本代表メンバーの座を手にした。
東京五輪後、3年に亘り、タイム更新だけに全精力を注ぎ、ひたすらに個々の能力を鍛え上げたてきた。そんな戦いの舞台裏、選手たちのそれぞれの思いを1つにまとめた作品は、アスリートがつくるvlogの枠を超えたセルフドキュメンタリー。ぜひ、このあと始まる戦いを前に、視聴し、応援の声を高めてほしい。
パリ五輪、トラック競技は日本時間8月6日にスタートし、チームスプリントは予選が行われた。日本チームは、42.174を叩き出し、1年以上更新できてなかった日本記録を大幅更新。しかし、世界のライバル国もしっかりとタイムを伸ばして、予選4位でスタートとなった。
勝負の1回戦、決勝は日本時間7日の早朝に行われる。再び日本新記録を更新し、メダル圏内にはいることができるか。ぜひ注目ください。
▶競技日程
https://olympics.com/ja/paris-2024/schedule/cycling-track/men-s-team-sprint?day=7-august
<男子チームスプリント予選結果>
1位 | オランダ | 41.279(五輪新) |
2位 | イギリス | 41.862 |
3位 | オーストラリア | 42.072 |
4位 | 日本(長迫吉拓/太田海也/小原佑太) | 42.174(日本新記録) |