7月6日〜９日にベルギー・ブリュッセルで行われたBMXフリースタイルワールドカップ第3戦。決勝に進んだ中村輪夢がオリジナリティあふれる技を次々と決めて、91.65ポイントを出し２位。東京五輪金メダリストのローガン・マーティンをおさえて見事、今シーズン初の表彰台にあがった。

photo:UCI

ベルギー・ブリュッセルで行われた今大会は、男子80 名、女子32 名のライダーが集まり大会が行われ、日本からは中村輪夢、溝垣丈司、小澤楓、内藤寧々の4名が日本代表で参戦。

途中天候不良により一部スケジュールが変更され、女子は現地時間8日に予定されていた準決勝が雨でキャンセルとなり、24名で決勝が行われることとなった。

予選を10位で通過していた内藤寧々は、決勝１本目でテールウィップをしっかりメイクし79.40ポイント
をマーク。

2本目でさらに高得点を狙ったものの、テールウィップで転倒。1本目の得点が採用され、11位で大会を終えた。

男子決勝では、中村輪夢が1本目から「バックフリップ ノーハンドto ダブルバースピン」や「セブントゥエンティ キャンキャン タイヤグラブ」など、“人と被らない”新技を含む高難度トリックを次々成功さ
せ、91.56ポイントをマーク。

東京五輪金メダリストのローガン・マーティンを抑え、堂々2位で今シーズンワールドカップ初の表彰台入りを果たした。

▷中村輪夢コメント
やりたかった新技をしっかり決めて勝てた。予選では納得した走りだったが21位という評価で、難しい
大会だったが、それも含めて次に繋がる大会になった。

来月の世界選手権でもやりたい技を準備している。しっかり決めて、前人未到の2連覇を果たしたい。

photo:FISE

＜BMX フリースタイル・パーク男子 リザルト＞
準優勝 中村 輪夢 （ウイングアーク1st）

（以下準決勝）
19位 小澤 楓（岐阜第一高等学校）

（以下予選）
37位 溝垣 丈司（湘南工科大学附属高校）

＜BMX フリースタイル・パーク女子 リザルト＞
11位 内藤 寧々（第一学院高等学校）