スプリントで惜敗し別府が銀メダル 2018アジア選ロードエリート男子

2月12日、ミャンマーで開催中のアジア選手権ロード最終日に行われたエリート男子は、別府史之(トレック・セガフレード)がレース中盤に形成された逃げにのり、そのままゴールスプリントに挑んだが、後続のUAEの選手にゴール直前でさされて2位。銀メダルを獲得したものの、一昨年、昨年の雪辱を果たすことができなかった。追走集団の新城は5位でフィニッシュした。

新城、別府、畑中(チーム右京)、体調不良の中根英登(NIPPO VINI FANTINI)に変わり出場する事となった小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)の4名でエリート男子ロードレースに挑むことになった日本チーム。過去2年レースは主導権を握りながら惜敗を喫しており、その雪辱を果たし、男子ロード全カテゴリー制覇を使命としてスタートを切った。

アタック合戦の末、30キロ付近で11名の逃げグループが形成され新城がこの集団にのる。メイングループは逃げに載せられなかった台湾、タイ、中国が主となり集団を牽引。そして、新城以外の日本チーム3名はメイン集団で脚をためながらレースを進めていく。

先頭とのタイム差はそれほど広がらず最大1分30秒差。丘陵地帯に入り80キロあまりで逃げは吸収。その直後のカウンターアタックで、再び7名の逃げが決まり、別府がそこに食らいつく。後続とのタイム差が徐々に広がっていきメイン集団とのタイム差は2分。ゴール前の数的有利を作り出したい日本チームは、新城が4名の追走グループを形成して先頭を追う。

残リ18キロ、先頭グループ内で別府がアタックを仕掛け集団をふるいにかけ先頭は4名に。ローテンションで回りながらゴールへと向かう先頭グループ。逃げきりが確定になった残り2キロになると牽制状態が始まりゴール勝負へ。残り150メートルで先に仕掛けた別府。しかしゴール直前、UAEのヨウセフ・ミルサにさしきられ2位でのフィニッシュとなった。

優勝したヨウセフは先に行われたドバイツアーに参加した、プロチームUAEエミレーツ所属選手。その実力を遺憾なく発揮しての勝利となった。

エリート男子ロードレースがフィニッシュを迎え2018アジア選手権ロードレースは全日程が終了。日本チームは金メダルが3つ、銀メダルが2つ、銅メダル2つを獲得した。

【ロードレース 男子エリート(176km)結果】
優勝 MIRZA AL-HAMMADI Yousif Mohamed Ahmed(アラブ首長国連邦)3h50’32”(45.81km/h)
2位 別府 史之(日本) 〃
3位 SOHRABI Mehdi(イラン) 〃
5位 新城 幸也(日本)3h51’10 +38”
16位 畑中 勇介(日本)3h54’53” +4’21”
26位 小野寺 玲(日本)3h56’13” +05’41”

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