アジア最大級のステージレース、ツール・ド・ランカウイが27日に開幕!日本からは愛三工業レーシングが参戦

Posted on: 2014.02.27

ツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)が2月27日から3月8日、全10ステージ総走行距離1495.9kmの行程で開催され、灼熱のマレー半島を舞台にアジア最大級のレースがはじまる。日本からは愛三工業レーシングが参戦。UCIプロチーム6チームが参加するハイレベルな舞台でどのような戦いを見せるのか注目が集まる。

レースはランカウイ島を1周する第1ステージを皮切りに、舞台をマレー半島に移し、ぐるっと1周するステージレイアウトとなっている。第4ステージには大会名物、ゲンティンハイランドの超級山岳ステージ。そして第6,7,8ステージは200キロ前後のロングステージ。最終ステージはマレー半島東岸のクアラトレンガヌ市街地で行われるレース内クリテリウムが待っている。

総合優勝の行方は例年、標高差1600メートルを一気に駆け上がるゲンティンハイランド(第4ステージ)の勝者が栄冠を勝ち取っている。2013年はアレドンド・モレノ(チームニッポ)が総合優勝を勝ち取り、ここでの活躍を足がかりに今年はトレックファクトリー・レーシングチームへとステップアップを果たした。ヨーロッパの若手選手の登竜門的レースでアジア勢がどう立ち向かうのか。また平坦基調のステージで、スプリンター達の激しい競演にも注目だ。

参加チームはプロチーム6、プロコンチネンタルチーム5、コンチネンタルチーム7、ナショナルチーム3。全21チーム。126名が参加。日本からは今年は愛三工業レーシングチームが唯一の出場となり、綾部勇成・西谷泰治・盛一大・福田真平・伊藤雅和・平塚吉光6名が名を連ねる。


日本からは大会の常連、愛三工業レーシングが参加


スプリントでのステージ優勝を狙う

総合優勝の有力候補には、2011年大会覇者ヨナタン・モンサルベ(ベネズエラ、ネーリソットリ・イエローフルオ)、昨年2位のピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ)、ナタナエル・ベルハネ(エリトリア、ユーロップカー)などのオールラウンダーが挙げられる。

また平坦ステージで活躍が見込まれるスプリンターとして、昨年2勝を挙げ、トラック界でも活躍するスピードマン、テオ・ボス(オランダ、ベルキン)。フランチェスコ・キッキ(イタリア、ネーリソットリ・イエローフルオ)。ランカウイで通算12勝をあげている、アンドレア・グアルディーニ(イタリア、アスタナ)。地元マレーシアで絶大なる人気を誇るアヌア・マナン(マレーシア、トレンガヌサイクリング)にも注目が集まる。


写真左からテオ・ボス、ピーター・ウェーニング、アヌア・マナン

そんな中、愛三工業レーシングはスプリントでのステージ優勝を主眼におくチーム構成でレースに挑む。2010年大会ステージ優勝を果たした西谷泰治、そして福田真平が最終スプリント勝負にどう絡んでいくのか、UCIポイントが獲得出来るステージ8位以内が最低目標である。チームを率いる別府匠監督は「地元アジアを代表するチームとして区間優勝を目標に戦っていきたい。ランカウイ島で事前合宿も行い選手達の体調も上がっている。ヨーロッパチームに一矢報い、活躍したい」と意気込みを語っている。

レースは2月27日、ランカウイ島を1周する101.1kmの平坦ステージからはじまる。


舞台はランカウイ島で開幕する。チームプレゼンテーションでは華々しい花火が選手を出迎えた


レースプロフィール

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