トラック世界選手権 男子スプリント優勝は仏ボジェ 北津留12位

Posted on: 2011.03.27

オランダ・アペルドールンで開催中のトラック世界選手権。注目の男子スプリントは24日と25日の2日間にわたって激戦が繰り広げられた。昨年のチャンピオン、ボジェ(フランス)をはじめ、ワールドカップで3連覇を果たしたシロー(フランス)、そして北京オリンピック三冠のホイ(イギリス)など、各国の強豪選手が顔を揃える中、日本からはUCI個人ランキング2位の北津留翼を筆頭に、渡邉一成・新田祐大・雨谷一樹の4選手が出場した。

50人が参加したスプリント予選の200mタイムトライアルで、日本勢は北津留が13位、渡邉が19位でクリアしたものの、新田と雨谷は24人の本戦進出ラインに届かず敗退となった。本戦1回戦で渡邉はオーストラリアの強豪パーキンスと対戦。残り1周で先行したパーキンスのスピードに引き離され、2着となった渡邉は残念ながらここで敗退。一方、ニュージーランドのウェブスターと対戦した北津留は、最終バックからのパワフルな踏み出しで相手を一蹴し、1/8決勝にコマを進めた。ベスト8進出をかけた1/8決勝の対戦相手はフランスのブルガン。最終周回で逃げ切りを図った北津留だったが、予選を1位通過したブルガンに追い上げられて2着。続く敗者復活戦では3着に終わり、今シーズン好調を維持した北津留の上位進出はならなかった。

大会3日目に行われた男子スプリント決勝では、昨年王者のボジェ(フランス)が、イギリスの実力者ケニーの追い上げを許さず、ストレートで勝利し、世界選手権3連覇を達成した。

<男子スプリント結果>
優勝 G.ボジェ(フランス)
2位 J.ケニー(イギリス)
3位 C.ホイ(イギリス)
12位 北津留翼(日本)
19位 渡邉一成(日本)
28位 雨谷一樹(日本)
37位 新田祐大(日本)

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