日本最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が19日に長野県飯田市で幕を開ける。今年で24回目を迎える同大会は、新型コロナウィルスの影響で2020年大会が中止となり、昨年の2021年大会は3ステージの無観客レースとなっていた。

そうした中、今年は3年ぶりの有観客レース、全4ステージでの開催となり、国内自転車界の5月の風物詩が少しずつ元の形に戻ろうとしている。

出場チームは全16チーム。海外籍チームは1チームのみとなったが、それでも国内のトップチームが一同に集まり最高峰の大会が繰り広げられることになる。

■総合優勝争いの鍵は富士山ステージにあり！
全4ステージの総合タイムで争う個人総合時間賞。その勝者には文字通り、緑のジャージ「グリーンジャージ」が与えられ、最も名誉ある賞とされている。

そのグリーンジャージを巡る戦いは、過酷な山岳ステージ、大会2日目の富士山ステージが重要な鍵を握る。

例年、ここでの優勝者がグリーンジャージを手にしており、昨年も増田成幸がトップタイムでフィニッシュしてグリーンジャージを手にしている。

ただし、今年は富士山を前に第1ステージ信州飯田ステージが追加され、初戦の結果次第で富士山にアドバンテージをもって挑めることになる。そのため起伏の多い山岳ステージで勝負をかけるチームも現れることが予想される。

一方で、山岳が得意ではないスプリンターたちは、後半のステージでの勝利を狙う。相模原、東京の後半2ステージでスプリンターたちが狙うスプリント賞「ブルージャージ」をかけた戦いにも注目が集まる。

＜2022TOJ コースプロフィール＞
ステージ合計：総走行距離＝418.1㎞／総獲得標高＝6,960m

▷第1ステージ 【信州飯田】
5/19（木）10:00 下久堅周回コース

パレード3.0㎞>+<9.5㎞+12.2㎞x9周+0.3㎞＝119.6㎞／獲得標高＝2,580m／詳細：https://www.toj.co.jp/2022/?tid=100184

▷第2ステージ 【富士山】
5/20（金）10:30
富士スピードウェイ西ゲート→東京五輪タイムトライアル周回コース→小山町須走支所→ふじあざみライン

13.0㎞x4周+9.4㎞+17.4㎞＝78.8㎞／獲得標高＝2,602m／詳細：https://www.toj.co.jp/2022/?tid=100068

▷第3ステージ 【相模原】
5/21（土） 8:50 橋本公園→旧小倉橋→串川橋→鳥居原ふれあいの館前周回コース

パレード4.6㎞>+<11.1㎞+13.8㎞x7周＝107.7㎞／獲得標高＝1,728m／詳細：https://www.toj.co.jp/2022/?tid=100070

▷第4ステージ 【東京】
5/22（日）11:00 大井埠頭周回コース

パレード3.8㎞>+<7.0㎞x16周＝112.0㎞／獲得標高＝50m／詳細：https://www.toj.co.jp/2022/?tid=100072

■出場全16チーム（海外1チーム／国内15チーム）

＜海外UCIコンチネンタルチーム＞
EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム（アメリカ）

＜国内UCIコンチネンタルチーム＞
宇都宮ブリッツェン
キナンサイクリングチーム
愛三工業レーシングチーム
マトリックス パワータグ
チーム ブリヂストン サイクリング
チーム右京
那須ブラーゼン
シマノレーシング
ヴィクトワール広島

＜ナショナルチーム＞
日本ナショナルチーム

＜クラブチーム＞
弱虫ペダルサイクリングチーム
スパークルおおいた
チームユーラシア・iRCタイヤ
日本大学
京都産業大学

■ライブ配信
＞5/19 信州飯田ステージ（配信開始予定 09:30～）
＞5/20 富士山ステージ （配信開始予定 10:00～）
＞5/21 相模原ステージ （配信開始予定 08:20～）
＞5/22 東京ステージ　 （配信開始予定 10:30～）

🚲大会公式HP
https://www.toj.co.jp/2022/