ツール・ド・ランカウイ第6ステージは、トム・リーザーが初勝利

Posted on: 2013.02.26

2013年2月26日、ツール・ド・ランカウイ第6ステージは、今大会最長と成る217.5キロで争われた。レース序盤激しいアタック合戦が続き、平均速度48キロという高速レースとなる中、ステージ優勝を果たしたのはトム・リーザー(ブランコプロサイクリングチーム)。トム・リーザーは、プロ入り6年目で初勝利となった。

レース途中、新城幸也は逃げグループにのり、一時は先頭に踊り出るほど、積極的な走りをみせ調子の良さをみせた。今回の第6ステージも、これまでに続き、この大会に、チームヨーロッパカー 広報アシスタントとして現地入りしている飯島美和氏(Miwa IIJIMA)の現地レポートをお届けする。

ーーーー■ツール・ド・ランカウイ第6ステージ現地レポート

第6stageは今大会最長距離の217.5km。途中3箇所の4級山岳という逃げが決まりやすいコースレイアウトということで、どのチームも簡単に逃げ集団を作らせまいと、アタックにすぐに反応する展開というアタック合戦の応酬が80km地点まで続くハイスピードレースとなった。80km過ぎで形成された逃げグループは新城を含む12人。

しかし、12人の選手の意思の統一が計れず、メイン集団との差が思うように開かない状況の中、業を煮やしたが単独で新城がアタック。残りの距離は100kmというところで、約40kmに及ぶ単独逃げます。この動きに後続が活性化され、新城は残り40kmで吸収。

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KOMを先頭で通過するものの、すぐ後ろに集団が迫る。

中盤から降り出した雨が、ゴールに近づくにつれて強くなる中、再びアタック合戦の末、チームヨーロッパカーのセリル・ゴッチェ、ピエールローランの二人を含む逃げが決るが、ピエールは大事な局面で、パンクし、離脱。またしても、TeamEuropcarの勝利は持ち越しとなりました。新城は、先頭から40秒遅れの集団ゴール。28位で終えた。

新城幸也選手のコメント「一緒に逃げた選手の中に総合上位の選手が居たので、このまま一緒に逃げれば、チャンスがあるから、ペースを上げよう。と誘ったら誰も同調しなかったので、単独になってしまったけど、まだ100kmあるから。と、メイン集団が安心してけん制したら、チャンスだと思った。後半は雨だと聞いていたから、何があるかわからない。やっと、決まった逃げだから積極的にチャレンジしただけ。またチャンスを狙って、チャレンジしていきたい。」と、好調ぶりを表すコメントを残した。

明日の第7stageは海岸線沿いを走る149.8km。逃げを狙う選手たちの激しい動きが予想される。

現地レポート・撮影=Team ユキヤ アシスタント/飯島美和(Miwa IIJIMA)

ツール・ド・ランカウイ 第6ステージダイジェスト『シクロチャンネル』

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