ランス・アームストロングがトライアスロン復帰を発表

Posted on: 2012.02.11

米自転車メーカーのトレックは10日、プレスリリースを発表し、ツール・ド・フランス7連覇のランス・アームストロング(40)が、トライアスリートとして本格的にレース界に復帰すると発表した。アームストロングのロード現役時代にスポンサーとしてレース活動を支援してきた同社は今後、高性能タイムトライアルバイク「スピードコンセプト 9.9」の提供など通じて、トライアスロンレースのサポートを行っていく。欧米のトライアスロンレースの最高峰である「アイアンマンレース」に参戦することで、世界中に2800万人を数える癌患者への支援を拡げていきたい考えだ。現地時間12日にパナマで開催される「アイアンマン 70.3 パナマ」がアームストロングの現役復帰初戦となる。その後は、ニースやテキサスでのレースに参戦し、9月にはハワイ・コナで開催されるアイアンマン世界選手権にも出場する予定という。

●トレック・パフォーマンスブランドディレクター:ニック・ハウ氏のコメント
「ランスがトライアスロン復帰を決めたのは、世界中で癌への関心を高めるためであり、それは我々も誇りを持って協力できることだ。現在多くの国で健康に対する関心が高まり、トライアスロン人口も増加している。レース界への復帰が、彼のメッセージを少しでも多くの人に伝える有効な手段となることは確実だ。ツールを7度制した彼が新たなチャレンジに挑むことは、ファンでなくても注目したいはずだ。我々はバイクを通じて、彼をサポートできることを嬉しく思っている」

<ランス・アームストロングとは>
ツール・ド・フランス7連覇という偉業を達成した元プロサイクリスト。自身がプロ生活中に癌を乗り越えた経験から、癌患者をサポートするための慈善団体「ランス・アームストロング財団」を設立。ジュニア時代からプロトライアスリートとして活動、2011 年1月にプロサイクリストを引退した。しかしレース活動への情熱は衰えず、同年のオフロードのトライアスロンレースである「エクステラ全米選手権」では5位に入賞した。

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