トラック短距離 ブノワジャパン始動!W杯第3戦&第4戦のハイライト番組がNHK BS1で17日に放送

Posted on: 2017.03.16

2月末、2週連続で行われた自転車トラック競技のワールドカップ第3戦と第4戦の模様が3月17日(金)の午前9時からNHK BS1で放送される。

第3戦の舞台は南米コロンビア第3の都市カリ、そして第4戦はアメリカ西部ロサンゼルス。フランス人新指揮官、短距離ヘッドコーチ、ブノワ・ベトゥ氏率いる新生トラック日本代表のワールドカップ初戦は、4月に行われる世界選手権の代表選考も兼ねた重要な戦いとなる。そんな日本代表選手の戦いを中心に世界のトップスプリンターたちの激戦の模様がまとめられている。

尚、番組は50分2本で構成され、1本目は第3戦、2本目は第4戦のハイライト番組となっている。

◇第3戦 河端朋之がケイリンで気迫の走りを見せるも4位で表彰台を逃す
第3戦、男子短距離陣から唯一の出場となった河端朋之(岡山・競輪選手)。ここまで第1戦と第2戦で準決勝の壁を超えられなかったが第3戦で決勝に駒を進めた。

元世界王者ペルビス(フランス)やパーキンス(オーストラリア)、そしてここまで2連勝中のチェコのバベク等、強豪が顔を揃える中、河端が気迫ある走りを魅せた。

先行する絶好調のバベクを残り1周で捲り先頭にでた河端。ゴール前に後続に飲み込まれ惜しくも表彰台を逃すも日本人のメダル獲得の可能性を感じさせる価値あるレースとなった。

第3戦は、河端朋之が出場したケイリンの他、女子ケイリン、そして男子スプリントの模様が放送される。

◇第4戦 BMX出身の長迫が世界選代表に強烈アピール
東京五輪にむけた強化が急務となるチームスプリント。その代表候補として名乗りをあげたのがリオ五輪BMX日本代表の長迫吉拓だった。昨年末BMXレースのスタート強化を目的に代表入りを目指し、そのスタート技術が認められ、ワールドカップ第4戦で代表デビューを果たすこととなった。

4月の世界選手権の代表入りにむけて、第1走の目標タイムを17秒7に設定した長迫だったが、大会初日に行われた予選では発走機に引っかかりスリップ。タイムは18秒2で目標タイムには及ばなかった。それでも後続の渡邉一成(福島・競輪選手)、脇本雄太(福井・競輪選手)が挽回し6位で予選を通過した。

そして大会最終日に行われた1回戦。長迫は予選での雪辱を果たし17秒714を叩きだし世界選手権の代表入りに向けて強烈なアピールを果たした。

日本チームは、1回戦の20分前にケイリンに出場していた第2走の渡辺一成がタイムを落とし、45秒061と予選より全体のタイムを落としてしまったものの、新戦力として期待されていた長迫の走りが、日本チームに明るい兆しをみせることとなった。

第4戦は、チームスプリントの他、渡辺一成が決勝に勝ち上がったケイリン、そして男子スプリントの模様がハイライトで放送される。

【放送概要】
3月17日(金)9:00-9:50 NHK BS1(第3戦)/10:00~10:50 NHK BS1(第4戦)
※緊急ニュース等で放送予定が変わる可能性有。途中10分間のBSニュース有
解説:中野浩一/実況:永田実 
番組HP:http://www1.nhk.or.jp/sports2/etc/

<関連記事:リオ五輪BMX日本代表 長迫吉拓がトラックW杯で2刀流デビュー>
https://www.cycloch.net/2017/02/25/22100/

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