ブエルタ第2ステージ15位の新城 ゴールスプリントに手応え「ステージ優勝のチャンスある」

Posted on: 2016.08.22

21日、スペインで開催中のブエルタ・ア・エスパーニャは第2ステージが行われ、チームメートのトラブルにより、急遽ゴールスプリントに加わった新城幸也(ランプレ・メリダ)が15位でフィニッシュ。他選手との接触の影響もあり結果を残すことはできなかったものの、ステージ優勝への手応えを掴んだ。混戦のステージを制したのは、エティックス・クイックステップのジャンニ・メールスマン(ベルギー)。トレックファクトリーレーシングの別府史之は103位でフィニッシュした。


ゴールスプリント写真左が新城。中央では落車が起こっている (Photo Miwa IIJIMA)

レースは序盤からアタック合戦が続いたものの、結果的に3名の選手が逃げる形でレースは落ち着く。プロトンとのタイム差は最大でも5分程度。各チームがレース後半に待ち構える風の強い区間などを警戒しながらレースを展開していくこととなった。


レース中盤集団はサイクリングペース (Photo Miwa IIJIMA)

残り20㎞を切って逃げは吸収され、ゴールスプリントに向けて各チームの動きが激しくなる中、残り10kmを切ってから度々落車が起こる波乱の展開に。

落車を回避した新城は、急遽スプリント勝負をするようにというチームからのオーダーに応え、残り5kmから集団前方に位置取りし、ゴールスプリント勝負に一人で加わる。

フィニッシュライン直前でも落車が起き、それを恐れた選手が新城に激しくぶつかるが、新城は落車することなく、ステージ15位でレースを終えた。

レース後、新城は「今日は別府さんや旧チームメイトともたくさん話しができたくらい集団の中は穏やかな一日でした。ゴールスプリントはヅロが任されていたので、彼を前に位置取りさせて、自分が集団の後方に下がったら、残り3km過ぎの落車でヅロが足止め。急遽、自分がスプリント任されて、参戦しました(笑)

50番手ぐらいに居たので、そこから前方に出ても届かなかった。最後は隣の選手に寄せられて、ヒヤッとしましたが何とか耐えてそこから踏み直しました。今回のブエルタはピュアスプリンターがあまり居ないので、今日の感じだと自分もスプリントを狙いに行けばチャンスがあるかもしれない」と語った。

22日の第3ステージは後半に3級、2級3級とアップダウンが繰り返される176.4kmとなる

ブエルタ・ア・エスパーニャ大会公式HP

(記事・写真:Miwa IIJIMA)

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