中川裕之「MTBレーサーとしての日本代表の価値」

Posted on: 2016.05.09

(2016MTBアジア選手権)すべての競技が終わりました。何も言う事無し。来て良かったです。

競技指向の強いMTBレーサーの諸君は代表チームに興味はあるんだろうか。こういう環境で、日本の代表として、戦ってみたいと思っているヤングメンがいるならば、すぐに行動に移した方が良い。

まだ遠い先のゴールに向かって模索している途中の代表チームだけど、ここで得られる経験はお金で買えません。

どうやったら代表チームに入れるのか、僕は知りませんけど、毎日協会の偉いさんにメールしてみるとか、大きな声で代表入りたい、代表入りたいと唱えてみるとか。あとはレースで勝ちまくるか。なんでもいいから行動する事。

例えばワールドカップに行くとする。それは個人でがんばってますねん、という道であって極めて面白いけれども、それとはまた違う、チームとして、人間として、アスリートとして1人だけでは得られない貴重な体験が代表チームにはあります。

また、いま、代表メンバーとして日の丸ジャージを着ているメンバーは、この先もずっと、そのポジションを得られるように精進してほしい。
継続は力になるはずです。

決勝の一本で、しぶく集中して良いランを決めた一輝おめでとう。

僕は本当に嬉しい。

AUTHOR PROFILE

中川裕之 なかがわ・ひろゆき/'06年、大きな病気を乗り越える過程で写真を撮り始める。MTBレースを題材とする写真家として、国内はもちろん、世界選手権やワールドカップを追いかけて日々山の中で過ごしている。MTBのコアな部分にフォーカスした雑誌SLmの発行人。 筆者の運営する公式サイトはこちら

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