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栗村修「軽率な課金」

Posted on: 2016.05.01
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昨日、東京・目黒にある『日本自転車普及協会』会議室に於いて、『ツアー・オブ・ジャパン スペシャルコンテンツ』 の一つである 『プロ観戦者への道(ニコニコチャンネル)』 プレゼンツ、『スペシャルトーク TOJについて聞いてみよう!』を開催いたしました。

今回は、同コンテンツ初のリアル企画として、プロ観戦者の方々を含む15名ほどの皆さまにお集まりいただき、『ツアー・オブ・ジャパン』を切り口として、国内自転車ロードレース観戦の実情から、観戦スキル、そして、今後どのようにロードレース観戦文化を発展させていくかなどを、かなりフリーダムな形でディスカッションしていきました。

また、お集まりいただいた皆さんのうち約10名が女性だったこともあり、私の目線ではなかなか気付くことのできない 『自転車ロードレース』や『自転車ロードレースの選手たち』が持つ魅力の一端を知ることもできました。

そのなかでとても印象的だった言葉があります。

『私たちはもっと軽率な課金をしたいのです』

ユーモアを交えた表現ではありますが、要約すると『選手やチームを応援するためにイベント参加やグッズ購入などの機会をもっと増やして欲しい』という意味となります。その結果、チームや選手の活動を支援できるのであれば喜んで協力する、といった非常に有り難い皆さんのお気持ちなのです。

現状、チームにしても、レースにしても、それ自体を運営することにエネルギーの大半を割いてしまっています。

しかし、潜在的にこの様な需要が存在していることは事実であり、ある組織を運営していくための仕組みのなかに、最初から『ファンサービス=運営費の確保』という座組を組み込むことが重要なのだと感じます。

そして、出資する側に相応の『満足度』が生まれれば、それらが継続可能なビジネスモデルとなり、そのスポーツ全体を支えていくことになるのは間違いありません。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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