萩原麻由子がタイムトライアルをコンマ2秒差で制し金メダル獲得 アジア選手権2日目

Posted on: 2016.01.22

1月21日、アジア自転車競技選手権2日目。エリート女子タイムトライアルに出場した萩原麻由子(ウィグル・HIGH5)が2位に0秒21という僅差で金メダルを獲得。エリート男子に出場した増田成幸(宇都宮ブリッツェン)はメダルに一歩届かず4位。ジュニア女子の細谷夢菜(浦和工業高校)は5位に終わった。


エリート女子表彰台

エリート女子には日本のエース萩原が出走。今シーズン初レースという事もあり、ロードレースに向けても自分自身のコンディションを確かめるため結果を残したいとレース前に語った萩原。今大会に向け昨年末から早めの調整でこのレースに臨んでいた。

11.2kmのコースを2周回で争われたエリート女子。12名が出走する中、萩原は最終出走となり相手のタイム状況を聞きながらのレースとなった。1周回目終了時、トップタイムを出した韓国のイ・ジュミ。萩原に10秒の差をつける。前日と風向きの違うコースに自分自身のエンジンがかかるのに時間を要したという萩原は、ここから追い上げを見せ2周目の折り返し時点で6秒差までタイムをつめ、最後までペダルを踏みぬき、僅か0秒21差というタイム差で優勝を飾った。


レース終盤ペースを上げた萩原

レース後、本番はオリンピックの出場権がかかったロードレース。表彰台で日の丸があがり、君が代を聞いた萩原は、勝負に向けて気持ちを引き締めた。2位に入った韓国はタイムトライアルにエースを温存したということもあり、ロードでももちろん金メダルを狙うと、意気込みを語った。


日の丸が中央に上がる

エリート男子は44.8kmで争われ、徐々にペースをあげていった香港のチェン・キンローが優勝。日本の増田もラップタイムをきっちり刻んでいき、周回毎に順位を上げていったが3位に4秒差の4位という結果に終わった。


着実にペースを刻んだ増田


チームジャパンの面々が声援を送る

午前中に行われたジュニア女子には細谷夢菜が出場したが、トップと1分03秒差の5位という結果に終わった。


タイムトライアル初参戦となった細谷

アジア選手権2日目 結果
【女子エリート タイムトライアル (22.4km)】

1位 萩原麻由子(ウィグル・HIGH5) 32分25秒17(41.45km/h)

2位 イ・ジュミ(韓国) +00:00

3位 パン・ヤオ(香港) +01:40

【エリート男子 タイムトライアル (44.8km)】

1位 チェン・キンロー(香港) 1時間0分15秒50(44.60km/h)

2位 チェ・ヒョンミン(韓国) +00:07
3位 アリレザ・ハギ(イラン) +00:10

4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +00:14

【女子ジュニア タイムトライアル (11.2km)】

1位 チャン・ティンティン(台湾) 17分15秒30(38.94km/h)

2位 マ・インユ(香港) +00:11

3位 バットリヤ・チャニポーン(タイ) +00:39

5位 細谷夢菜(浦和工業高校) +01:03

【女子エリートタイムトライアル ハイライト動画】

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