伊豆大島でアジア選手権が開幕 ジュニア渡辺・U23山本がタイムトライアルで銅メダル獲得

Posted on: 2016.01.21

1月20日、東京都・伊豆大島で開幕したアジア自転車競技選手権。初日はタイムトライアルが行われ、ジュニア男子で渡邉歩(学法石川高校)が、U23男子では山本大喜(鹿屋体育大学)が3位となり銅メダルを獲得した。またパラサイクリングロードレースでは、日本人選手が出場した3クラス全てのカテゴリーで金メダルを獲得した。


ジュニア男子表彰台

タイムトライアルのコースは、海岸線沿いのサンセットパームラインを往復する11.2kmのコース。前日開催予定だった、パラサイクリング・ジュニア男子のレースが強風のため延期されるなど、風に対するテクニックとパワーが必要となってくる。

男子ジュニアはコースを2周、22.4kmで争われ、日本からは2015年インターハイ個人ロードレースで優勝した、渡邉歩(学法石川高校)が出場。レース前「ライバルは自分自身」と述べていた通り、着実にペースを刻み。出場14名中10番目に出走した渡邉はトップタイムでゴール。しかし、それを1分30秒近くも上回ったのはカザフスタンのバァディム・プロンスキーだった。アジア選のため、2ヶ月前から合宿をしてきたというカザフスタンが、圧倒的な力でレースを制した。


銅メダルを獲得した渡邉


エリート顔負けの走りで優勝したプロンスキー

アンダー23は13名が出走し、コースを3周、33.6kmでレースは行われた。日本からは独走力に定評のある山本大喜(鹿屋体育大学)が出場。2周目の折り返し地点ではトップと僅差でいたが最後に失速し3位という結果となった。金メダルを獲得したのはバトムンク・マラルエルデネ(モンゴル)。マイナス30度という厳しい環境の中で練習を重ねてきたというモンゴルチームが底力を見せつけた。


アジアタイトルに惜しくも手が届かなかった山本

パラサイクリングでは日本チームが出場3クラス全てで金メダルを獲得。リオオリンピックへ弾みをつける結果となった。


鹿沼・田中タンデムスタートシーン


金メダル獲得の小川

アジア選手権初日 結果
【男子U23 タイムトライアル(33.6km)】

1位 バトムンク・マラルエルデネ(モンゴル) 45分22秒32(44.43km/h)

2位 フン・カホー(香港) +0:48

3位 山本大喜(鹿屋体育大学) +01;04

【男子ジュニア タイムトライアル(22.4km)】

1位 バァディム・プロンスキー(カザフスタン) 30分55秒27(43.46km/h)

2位 ジャムシディアン・アミール・ホセイン(イラン) +01:29
3位 渡邉歩(学法石川高校)  +01:34

【パラサイクリング WB】
1位 鹿沼由理恵(楽天ソシオビジネス)・田中まい(JPCU千葉)

【パラサイクリング MC】
1位 藤田征樹(日立建機株式会社)

【パラサイクリング MC】
1位 小川 睦彦(杉並区役所)

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